あれがあなたの好きな場所 [追想]
彼女が国へ帰る少し前に
港の見える丘公園でデートをした。
飛行機雲が水平に流れていって
それをみていると
そのまま永遠に時が止まるような気がした。
彼女と出会ったばかりの頃は
明日にも彼女がいなくなってしまいそうで
いつも刹那的な気持ちで
その一方でその状態には永久に終わりがないようにも感じていた。
ちょうど、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の主人公が時間を分割して分割して永遠に飲み込まれてしまうような感じかな。
蝉時雨が周期的に僕と彼女の間を行き来する。
2006-05-18 01:25
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飛行機雲・・・夕焼けが薄く空を染めていたね・・・。
by しの (2006-05-18 16:14)