深く夜に沈んで

　　　　　　

わたしを抱くときくろすけは冷静で、余裕しゃくしゃく。

ちょっと意地悪にやさしく笑いながら

耳にいろいろとささやいてくる。

でも、ときどき、くろすけも余裕をなくしている･･･ことがあるのを知っている。

知っている･･･記憶に残っている･･･？

どちらも正確じゃないな･･･。

息もつけずに翻弄されたあと

記憶の空白と

淡く甘い余韻がくろすけがそうだった･･･とあとになってから語ることを許している。

覚えていることができないその時間を

呪術のように呼び返してみよう･･･と

深く夜に沈んで、静かにひとり、脚を開く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しの

コメント 3

そんなにしゃくしゃくでもないけど。笑
余裕ないときはほんとに余裕ないよ。しのを傷つけないようにするので精一杯。
しのも無意識といいつつ京言葉とか使って挑発してくるから、おじさんは大変ですよ。笑
by くろすけ (2006-08-03 03:04) 

しのさんとくろすけさんお互いを大事にしてるんですね。。。。。。。
by ＣＯＦＦＥＥ (2006-08-03 13:45) 

COFFEEさん、そう感じていただけてうれしいです。
僕は基本的にとっても利己的な人間なんですけど、しのだけは無条件に守りたいって思ってしまいます。しのの守られ方が上手なのかなー・・。
by くろすけ (2006-08-03 16:43)