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言葉を飲み込んだのは [好き]


言葉を飲み込んだのは、あのまま話していてもわたしはわたしの感情にこだわるばかりで、言葉にできるはずもないそれを言葉にしてどんどんずれていき、そのずれをくろすけが修正しようと自分の言葉に直してますますわたしの気持ちから遠ざかり、それに対していらだつばかりであることがわかっていたから。




あきらめたわけじゃない。

(多分ね)




おい、くろすけ、

ゆっくりいこう。




わたしは決してくろすけの目を通してものを見ることはできない。




わたしたちがしないといけないことは、相手を理解することではなく、相手の話を聞くことなんだろうと思っている。解釈とかしないで。




うーん。仕事でするととっても上手にできるんだけど(笑)。ほんとに上手なんだから。おかげでボランティアワークもさくさくだよ。その分、プライベートでは理不尽になっちゃうのかな。仕事用の自分じゃないから。




うーん。うーん。

今度、わたしがボランティアの当番の時に、うちのブランチに電話かけてきてください(爆)。




*************

つけたし




なんていうのかな、「理解」っていうとね、相手の話を自分なりに解釈して要約してることが多いじゃない? まあ、正確にそういうことができるのも大事だと思うけど。そういうことをしていると、実は相手にしかできない話を一般的なカテゴリーに入れて類型化してるような気がするんだよ。なんていうのかなー・・・。そういう「理解」じゃなくて、もっと、なんと言うか・・・。要約できない部分、要約されると抜け落ちてしまう部分、そういう辺境の領域が大事な気がする。




人間が経験できることなんて、基本的には似たり寄ったりだと思うんだよ。だから、他者との比較ができるわけだよね。同じ部分が多いということが比較の前提になってるんだから。だから、比較して、基本部分の細い部分の違いでもっていくつかの類型に分けられるんだともうけど。それをもって「理解」としている部分は多いと思うんだよ。だから、いろんなものがスタティックではないダイナミズムでしか語れないものであるにもかかわらず、固定化されて語られちゃうんだと思うんだよ。過去の経験も然り。




わたしたちは変わり続ける。過去の意味も未来のあり方も、自分の個性や存在の意味も。関係も。変わらずにいることは絶対にできない。その変化をそのまま受け入れることを理解と呼べるのなら、わたしはくろすけを理解したい。


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コメント 7

くろすけ

うん。わかった。
こんど悩み事があったら電話するね。<違・・
by くろすけ (2006-11-30 08:42) 

しの

うちは悩み事相談はしないのよ。
お話を聞くボランティアですから。
聞くだけよ。
エッチ電話もだめだからね(め!)。
by しの (2006-11-30 09:01) 

くろすけ

つけたしにコメント・・

ええと・・僕はそうしてるつもりなんだけど・・・。うまくできているかどうかはともかく、僕のスタンスは僕の行動をしのに押し付けないで、そのまま受け入れたいと思ってるよ。
だからさ・・喧嘩してても、しのはこう思ってるとかじゃなくて、僕がどう思ってるかだけいってるのにさ・・「そうしたら僕がどう思ってるかじゃなくて私の話をしてるの」って怒られたんだけど・・
・・・こーゆー言い訳がましいところが嫌いなの知ってるんだけど・・・
by くろすけ (2006-11-30 09:06) 

しの

そうだー。
男らしく言い訳するなー。
(↑わけのわからない性差別および性差の固定化。笑)。

わたしが話してるのにさー。
くろすけは「僕は・・僕は・・・」って。
おめーの順番待てよ。ほんと。


・・・って待ってるとね、いつまでたってもくろすけの番にならないのよね。
ごめんね。
by しの (2006-11-30 09:12) 

sappho2006

はじめまして、sappho2006と申します。

くろすけさん、先日は私のブログにコメントありがとうございました。
おかげさまで、彼女とは無事仲直りしました。
(その後もしょっちゅう小さな喧嘩はしてますが。汗)

しのさん、はじめまして。この記事、とても共感しました。
私も「解釈」しないように心がけていますが、
それでも時々、恋人に「分かった気にならないで!」と怒られます。
しのさんとくろすけさんは羨ましいほど言葉をきちんと共有されているようにお見受けしますが、近い言語感覚を持つ者同士であればあるほど、すれ違う、ということもありますよね。
言葉って、難しいなあ。

また遊びに来させていただきます。
今後ともよろしくおねがいします。
by sappho2006 (2006-12-02 02:19) 

しの

sappho2006さん、コメントありがとうございます。

ブログをいつもは意見させていただいています。それで、いろいろと考えさせられています。

記事に共感していただけてとてもうれしいです。「理解」というものがいったいなんなのか、というのは難しいですよね。解釈ができるということ、要約ができる、ということはすなわち理解ができるとされていることが多いし。それをもって理解とすることは、同時に相手に対して筋の通った固定化された歴史を生きろといっているのと変わらないような気がするのです。でも、人間なんてそんな筋道だって生きてるわけじゃないし、自分史なんてリトロスペクティヴに構築された虚構に過ぎないし。現時点ではいつでもだれでも支離滅裂なんじゃないかと。ただ、そのなかで自分の望む未来を見つめてそこへの道を探すことはしたいんですが。

この、現時点の自分の行為の意味がすでに決まっているのか、リトロスペクティヴにしかわからないかでは、くろすけとものすごい勢いでもめたんです。5日くらいにわたって。別れ話に発展するかというくらいの勢いで(笑)。

そんな風に話してきた時間が重なって二人の言語ができつつあるのであればとてもうれしいなと思います。

これからもよろしくお願いしますね。
by しの (2006-12-02 07:03) 

くろすけ

しの、難しすぎてはなしがわからない・・笑。

sapphoさん、ブログを拝見して落ち着かれたようなので安心していました。
うちもしょっちゅう「わかった気にならないで!」っていったりいわれたりしてますよ^^;別れる別れないの喧嘩もしょっちゅうです^^;;

自分の解釈を押し付けてはいけないけど、自分を基準にしてしか判れないので、結局謙虚さ(自己反省?)が必要なんだろうなーと僕は思っています。
でも喧嘩の最中に自己反省とかしてられないし。笑

ただ、違う人間である以上分かり合えなくて当然で、それを理由にふたりの関係を投げ出すのはもったいないですよね。鏡に映った自分としてではなくて違う人間として相手のことを好きになったのだし。
わかる努力はするけど、全部はわかれない、みたいな・・
まあ、ぼちぼちやってこうね。>しの
by くろすけ (2006-12-02 17:59) 

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