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どうなんでしょう。タラタラと疑問を連ねてみました。 [かなりふまじめ]

自分で疑問に思ってたこととか、いろいろ適当に考えて書いているので、不愉快に思う表現がでてくるかもしれません。それでもええよー、って言う人は、読んでみてくださいな。



わたしはくろすけとお付き合いを始めて、元夫との性が自分の体を物として扱うことだったんだなーとはっきりと認識はしてなかったけどなんとなく気がついて、セックスができなくなっちゃったんです。それだけじゃなくて、くろすけに抱かれて、男性の体というものが好きではない(嫌いというほど積極的ではなくて)ということにも気がついてしまったりしたんです。それから、くろすけのことを黙っていられるほど頭もよろしくないので、

「正直さが最高のポリシー」

ってな感じで、元夫にははじめからくろすけのことを伝えていました。離婚されるなら仕方がないって感じ。そのくらいの覚悟を持ってくろすけを好きになっていました。くろすけのことが好きだったから、隠すことが嫌だったんです。

でも、それはわたしがおかれた経済状況とか息子の年齢とか、たまたま住んでる国の法律とか、いろんな要素が絡まってそうできたわけです。だから、結婚しててほかの人を好きになってしまって、それを隠していなければいけないのはつらいだろうな、と思います。だって、結婚しててもほかに好きな人ができてしまうのって、要するに結婚相手が十分に愛してくれていなくて、だからほかの人を求めてしまうのだと思うから。

それから、くろすけが「男役」といわれることには抵抗がありますねー。くろすけは男装をしているわけじゃなくて、ジーンズしか持ってないからジーンズはいてるわけで、バイクに乗るときにあぶないから革ジャン着てるわけで。わたしの髪が長いのは床屋に行くのが嫌いだから、どうせなら伸ばしてしまえばいいやって感じなわけだし。くろすけはタチでわたしはネコですが、それは男性と女性という役割分担じゃなくて、もっと本能的というかなんというか、自分達にとって自然な性の形であるだけです。

「おなべ」というんでしたっけ? 女性が男装をしてするホストですが、ああいう人たちはわたしの場合、たぶんNGです。彼らは体は女でも、そこで演出(過剰)しているのはヘテロ男性のそれにほかならないし。そういう人たちを好きになる人って言うのは、同性愛者というよりも、男性のペニスが怖いので去勢された「男性」に執着をしているのかなあ、とか思います。だから、「おなべ」に恋をする女性は異性愛者でいいのかなあ?

この、「おなべ」って非日本人には不思議な存在らしくて、時折TVなどでドキュメンタリーとして取り上げられます。そのときに、「おなべ」男性と性転換をした「ニューハーフ」女性が一緒に暮らしていることが紹介されていて、ジェンダーやセクシュアリティーという枠組みの儚さに愕然としたこともありました。

基本的に、生物学的性はとりあえず横に置いといて(おいとくのか!)、自分が居心地よく感じるジェンダーを基準にして、それが異なるジェンダー間であれば異性愛、同じジェンダー間であれは同性愛、こんな風に理解していいのでしょうか? どうなのよ?

ひとつ、わたしが思うのは・・・。ジェンダーが異なる場合、その異なることによってお互いの役割分担というか相手に期待するものが社会的に規定されちゃってることが多いですよね。男は女を抱く、とか、男が女を守るとか、女は家庭を守るとか、時代錯誤なあれです。いや、これがなければまったく問題はないんですけどね。でも、現実としては、やっぱりありますよねえ。あるよねえ? だって、異なるジェンダーって言うのは対立する概念として形成されとるわけやから。

くろすけとはジェンダーが重なっているので、わたしが料理をするのはわたしが「女」だからではなくて料理をするのが好きだからだし、くろすけが稼ごうとするのは働くのが好きでわたしが働くのが嫌い(どんだけわがままやねん!)だからなんですよ。

そういう風に、同ジェンダー間での関係の場合、あらかじめ期待することとか自分にないものを求めるとか、自分と相手が補完的になるとか、そういうのがなくて、自分がなりたい自分になれるのがいいのかなあ、なんて。そういう居心地の良さは同性愛ならではかなあ。

どうなんでしょうね。


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くろすけ

スラックスも1本持ってるけどバイクに乗ると風通しが良くて落ち着かないから、どうしてもスーツを着ないといけないとき以外はジーパンになっちゃうよね。
あ、ちなみに、黒のタイトなミニスカート持ってるよ。以前お付き合いしていた男性の趣味により。笑
今思うと、既成の男女の役割分担ってほんとに窮屈だったわ。
by くろすけ (2007-09-21 00:16) 

しの

黒のタイトのミニスカート!
あれ、どきどきしながら二人ではいたやつでしょ?

・・・どきどきって、チャックが閉まらなかったらどうしようってどきどきね(笑)。

わたしも、いま思うと、デートの時には化粧するとか、かわいい格好をするとか、窮屈だったよな~。おかげで今は、思う存分自分、みたいな。誰か、わたしを止めてちょうだい。おほほほほ~。
by しの (2007-09-21 02:46) 

綾

なんかすっきりする内容の記事でした!(-_-)(_ _)(-_-)(_ _)ウンウン
by 綾 (2007-09-21 09:49) 

いるか

すっきりしました。納得です。しのさんの説明の仕方はわかりやすいです。
by いるか (2007-09-21 13:45) 

しの

> 綾さん、いるかさん、

まとめてレスでごめんなさい。

わかりやすかったですか? それならよかったです。なんかぐだぐだかいてます。

ただ、今になって気がついたのは、ジェンダーが生物学(遺伝子学)的性のアナロジーでしか考えられてないってことなんです。だから、男女って枠組みで捕らえてしまうんだけど、ジェンダーはもっともっとやわらかい定義なんじゃないかなあって。いろんなジェンダーがあるんじゃないかなあって。そういうやわらかいものなのに、科学的な硬い枠組みに突っ込もうとするので、いろんな部分で無理が出ているのかな、とか。

それから、同性愛者に対して、「どっちが男役?」みたいな発言も、セックスに関する機能的な男女差を絶対必要な枠組みとして捕らえてるからなのかなあ、って。タチとネコの概念って必ずしも男女の差に還元できないと思うんですよね・・・。タチだと男っぽい、という思い込みもその辺が温床になってるのかなあって。うーん。奥が深いです。
by しの (2007-09-21 17:19) 

asami

たしかに奥深いよね。
すべてをひとつの型に当てはめるのってムリだからね。
異性愛でもそういうことはありえるのかな。たとえばタチな女性といじめたくなりそうなカワイイネコの男の子とか(ひ、ひかないでぇ!!汗)
by asami (2007-09-21 20:23) 

しの

> asamiさん

タチ女性とネコ男性ってあると思いますー。ちょっとSMはいっちゃってるけど。

ただ、あの世界も「いじめる」「いじめられる」という単純な形式ではなくて、両者の間に深い信頼関係があって、MのほうがSから自分が望んでいるものを与えられる・・・SはMに望みどおりのものを与えることが喜び、ということが多いみたい(又聞きの信頼性のない情報でごめんなさい)。だから、Sは女王様とかご主人様とか言ってるけれど、本当はそっちのほうが従者的なんだって(こういうことを研究している友人は楽しそうでした)。

要するに、自分が何がほしいかわかっていないと、なにも手に入れられないってことなのかな。とすれば、セクシュアリティーやジェンダーの奥の深さというのは、人間の奥の深さそのものかもしれませんね(きれいにまとまった♪)。
by しの (2007-09-21 20:41) 

sami

こんばんは。
私は今まさに
結婚していてほかに好きな人ができてしまって、それを隠していかなくてはならない…状況です。

彼女の存在以前からわたしたち夫婦はうまくいってなかったので
離婚はいつも頭の隅にありました。

娘三人を一人で育てる覚悟はいつでもできているけれど
今はその時期ではないと思っているので、隠したままこの先を生きていかなくてはなりません。
それは彼女も同じです。

お互いの子供を守るためには隠すことが最良の方法だと、今は思っています。


正しいことをしているとは思っていません。
でもこの心だけはどうにもなりません。

すみません…
記事に対するコメントではなくなってしまいましたね。
また来ます☆
by sami (2007-09-22 04:17) 

しの

> samiさん

常に正しいことをできるようであればどんなに楽かと思うことがときどきあります。そうすべき、っていうのはわかってるんだけど、それは理性であって、人間の心はそうそう簡単に思い通りにならないものですよね。

わたしもくろすけに出合ったタイミングが違っていたら、きっと隠していたと思います。守るものがあると、人間って清く正しく美しく生きていけないんですよね。その部分を指摘して糾弾するのはとても簡単だと思うし、さぞかし気分がいいでしょうね、と斜め下から見上げて吐き捨てたくなることもあります。

同時に、誰かを守るために敢て汚泥の中を進むことも勇気だと、わたしは思います。そのときに、samiさんの心が穢れることはないのだから。
by しの (2007-09-22 04:42) 

花太朗

いつもふむふむと読んでばかりの花太朗です、こんばんわ。
この記事はとてもいい内容ですよね。
確かに『ジェンダーとは?』ひと言では言えないものがあると思います。
それと、生き物のなかで、人間の性が一番やっかいなのかな…と私は思っ
たりしてて…生真面目すぎる色分けをしなくちゃ生きられない…それは言語知能のなせる業みたいな?!
それから、しのさんの疑問話、いつも私が思ってることだったりして……共感です。これからもよろしくお願いします(*^∇^*)
by 花太朗 (2007-09-22 22:51) 

しの

> 花太朗さん

いい内容ですか? えへへ。

ジェンダーって複雑ですよね。相対的に決まるのか、絶対的にあるものなのか。本当に言葉があるから、その言葉の定義とか内容を決めたいから問題が生じてきている部分はあるんでしょうね。そういうものを単純化してしまうところから、問題が生じるような気がするんです。アフリカの国境を適当に決めちゃったことで民族紛争の火種ができてしまった、みたいな感じで。

いろいろ疑問に思うことはありますよねー。

これからもよろしくお願いします。
by しの (2007-09-23 00:41) 

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