そうめんの思い出 [追想]
しのとはじめて会った7月、しのは義理のお母さんの介護と日本の暑さに疲れ果てていました。
微熱がさがらず、食欲もないしののことが僕はとても心配で、ほとんどない料理のレパートリーを総動員させて、お茶漬けを作ったり雑炊をつくったりしていたのですが(<料理?^^;)、ある日、どちらが言い出したのか、そうめんが食べたい、ということになりました。
僕が近所のコンビニで素麺を買ってくると、そんなのわざわざ作ってもらうの悪いよ、としのは遠慮していましたが、
大丈夫だよ。茹でて醤油かけるだけだから。
僕の言葉に、しのは何も言わずに一緒に台所に立ち、卵をときはじめました。
僕はそれまで素麺は茹でたてに醤油をかけて食べていたのですが・・しの的にはそれは論外だったようで、ちゃっちゃと錦糸卵を作り、みょうがを刻み、めんつゆをつくり・・僕が茹で時間を計っている前でささっと脅し水をして麺もできてしまいました。
鮮やかな手つきに僕は呆然です。
はっと気づいたら食卓にはきれいに盛り付けられた素麺が。
具沢山の素麺はもちろんそれ自体とてもおいしいのですが、僕にとっては錦糸卵が一瞬にしてできあがったりとか、みょうがを刻むとかそういったしのの一連の機能美を備えた動作が非常に感動的で、じーん・・となって食べたのでした。
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先日しのが教えてくれたつくり方でにゅうめんを作りました。
僕は醤油好きなので醤油も少し足しましたが、塩加減が絶妙でおいしかったです。
なんだか無言のプレッシャーを感じたもので、一応ご報告まで。^^;
2007-11-22 19:58
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コメント(4)
ぽ、ポッカーンΣ(゚д゚)!?
く、くろすけさん?これはボケかなんか?
突っ込んだ方がいいの?
料理はね~、愛情だからねぇ~。
やっぱり最低限のことは存じ上げていた方がよいかと・・・。
でも、しのさんの手際の良さに感動しているダメップリなところが、
かわいいっ、キュンて思っちゃう。(←ある意味失礼)
あっこんなこと書いたら、しのさんに怒られるな(笑)
by adejyo (2007-11-22 20:46)
> adejyoさん
わたしもちょっとはじめは冗談かなーって思ったんですよね。めんつゆって薄めればいいだけのなんかも売ってるわけだし。でも、目が真剣だった・・・。
台所では駄目駄目のくろすけです。そのだめっぷりがわたしも好き♪ それで、一生懸命に洗い物とかしてくれて、「すごい? すごい? えらい? えらい?」って感じでこっちを見て、にこにこ笑ってるのが・・・たまんないっす。
by しの (2007-11-22 21:51)
あー、あのときのそうめんは、ハムの千切りとか、おろししょうがとかがなくてちょっと不本意だったんだよね~。それで、錦糸卵の味見をしてたら、隣にくろすけが立ってるなーって思ってそっちを見たら、口を開けて待ってたり・・・。
懐かしいねえ。そんなときもあったんだねえ・・・。
暑かったよな・・・ぼそ・・・。
by しの (2007-11-22 21:54)
> adejyoさん、
得意分野と不得意分野があるということで・・。^^;
でも醤油かけて食べるだけでもおいしいんですよー。
最近はしのの影響で鰹節と卵なんかもかけるようになりましたが・・・。
他にもチャーハンとかパスタ茹でるとかできるんですけど、このときはしのがほんとに具合悪そうで、しのが食べられて僕がつくれるものというとこのくらいしかー・・。(<いいわけ)
しのが手際良く料理を作っているのを見るのが大好きで、そばで見ていたいがために茶碗洗いに精を出しているのです。^^
> しの、
懐かしいねえ。
台所の奥の洗濯機の前でしのが水をかぶっちゃって白い寝巻きが透けてたりとか、そんなこともあったねえ・・。でへへ・・
by くろすけ (2007-11-23 00:32)