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ひどい目にあったのか、ラッキーだったのか。 [業務連絡]

たぶん、ラッキーだったんだと思います。

事の起こりは、日曜日の夜に電話が一本来たことでした。

電話は風呂の改装をしている(敬語なし!)大工さんからでした。まだシャワーの金具もきちんと直っていないのに、月曜日に請求書を持っていくからその場で払え、といわれてました。それで、それはできないと突っぱねたんですね。請求書の内容を見ないと駄目だし、シャワーだって金具もぼろぼろだし中のパッキンも壊したって大工本人が認めているんだから、それを直さないかぎりお金は払えん、って。それでどうしていいのかわからないので市民相談センターに行くのでそれまで待て、と言ったら…。

めっちゃ怖かったです。電話ですごまれて。第三者を入れてくるなんて信じられないし、そうやって争って金を払わない気だな、とか言われ、月曜日に行くからな、って。きゃー。マジで怖くて、膝ががくがくいたしました。なので、そんなふうにすごまれても請求書を見て仕事が完了してからでないと払えないし、こうやって話していても感情的になってよくないから電話を切ります、と宣言したら、電話を切りたいなら切りやがれ、とすごまれたのをいいことに、「切っていいんですね。どうもありがとう」と言って、礼儀正しく電話を切りました(笑)。

それでご近所さんに電話をしたら、彼らも月曜日に仕事で出張なので一緒にいてあげられないからとりあえず月曜日には家にいないで外に出ていたほうがいいだろう、といわれて。くろすけとも話して、それが一番いいだろうといわれました。

月曜日は歯医者の定期健診があるので午前中は外に出てる予定だったし、午後は仕事で町に行く予定だったので、朝の出発時刻を2時間ほど早めて、オフィスに早めに行って仮眠室で昼寝でもしよう、と思っていました。PCを持っていけば仕事もこなせるし、携帯電話があるからくろすけとも連絡は取れるし。

それで、月曜日の朝、8時に家を出て山越えの道を明菜ちゃんと「天城越え」を合唱しながら走りぬけ、1時間半ほどかけて歯医者のある町に早めについたのでカフェに入って大量の朝ごはんを食べました。ベーコンとかハムとかソーセージとか卵とかチーズとかサラダとか。これでお昼は軽くオフィスで紅茶を飲みながら備え付けのビスケットでもかじればいいだろうとか思って。

歯医者も歯茎も歯も健康そのもので15分で終わり。いやあ、歯は大事にするもんです。

それで気持ちよく車を走らせていました。なんとなくバランスがおかしい感じがしていてタイヤ圧を調べないとなーと思っていたんですね。それと同時に、谷あいにある小さな町のとあるお店に行けば今探しているものがあるかも、と思ったのでその町に寄ることにしました。チェーン店もスーパーもない田舎の小さな町です。

で、車を降りてなんとなくタイヤを点検したら、右後方のタイヤがつぶれている…さっと触ってみたら釘が二本刺さってる…。あわてて自動車修理工場らしきものに行ったら、タイヤ専門の修理屋さんがある、とのことでそこに行きました。ちっこい町なのにタイヤ専門店があってよかった…。で、タイヤ屋さんに行ったら、なんとイングリッシュのおじさんが経営していました。うれしい・・・英語が通じる…(涙)。しかもおじさんはお昼休みに行く直前であと5分も遅れていたらお店が閉まっているところでした。ぎりぎりセーフ。で、車を鍵ごと預けて、わたしは町でお茶でも飲むか~と思ってぷらぷらと歩いていました。

で、気がついた。携帯電話を車の中に忘れている。きっとくろすけが今頃心配してメールとか送ってきてるに違いないのに…! あわててタイヤ屋さんに帰るも、おじさんはお昼休みに行ってしまっていて車には鍵がかかっていて、シートの上に放り出された携帯電話が見えるだけ…。

あきらめてお昼を食べにカフェに入って、軽そうな豆のペーストとサラダを頼んだら、現地語を間違ったのかめっちゃ大量に盛られてしまいました。…朝ごはんがまだ胃の中でぐるぐるしているのに、この大量のサラダを食べろと…苦しみながら食べました。すごくおいしかったけど、あの量は勘弁してほしかった・・・。

もう喉元まで食料がつまったフォアグラダック状態で町を少し歩いて腹ごなし…。と思っていたら、図書館がありました。図書館ならネットが使えるはず。そこからくろすけにメールが遅れるはず。で、図書館に行くと、今日は午前中でしまるのでもうネットは落としてしまったので明日来い、といわれて。事情を説明。タイヤがパンクして…連絡を取らないといけない人がいるのでメールを一本だけ送りたいんです…。あまりにも必死だったからか、オフィスのPCを使わせてくださいました。ありがたや…。が、なんと、ブロードバンドが入っていないのでダイヤルアップ回線。すごいおそい。笑。なんとかくろすけにメールを送って(もちろん日本語は打てないので英語で…)。

その後、お昼休みから帰ってきたタイヤ屋さんにお願いして携帯電話をとらせてもらい、町を三周(笑)して、パンク修理が終わったのでオフィスへと行ったのでした。

DSC_00145.jpg
パンク修理をした町で見かけた肉屋の看板。
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コメント 4

asami

なんとかいいように水周りが治ればいいですね。
メルヘンと残酷が紙一重で成立してます。って感じですね。
あの看板を見つけたことで「ラッキー」だと。
by asami (2008-04-16 15:07) 

へろーめ

ネタが出来たのでラッキー
ということでいかがでしょうか?
by へろーめ (2008-04-16 15:21) 

しの

> asamiさん

水周り~(涙)。

今日は知り合いの建築設計の専門の方が第三者として立ち会ってくださるので大工と交渉をします。でも、向こうの決定的なミスを見つけてしまったので、どうなることやら。

看板…。びびりました(笑)。

まあ、人々が親切にしてくれてとりあえず終わりよければすべて良しってかんじです。
by しの (2008-04-16 18:47) 

しの

> へろーめさん

ネタができたというか、なんというか。

とりあえず、本当にタイヤ修理屋さんも図書館の司書さんも親切にしてくださってありがたいかぎりでした。しかし、現地人しかいないようなちっこい村なので、子供達が外国人を珍しがってガン見されちゃうので恥ずかしかったです。
by しの (2008-04-16 18:49) 

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