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去年の今頃 [業務連絡]

最近、いろんな人に「元気になったね」といわれます。ボランティアの仲間達からも、参加した当初に比べると顔が明るくなって元気になったといわれるし、久しぶりに会った友人たちからもいわれます。

たしかにそうなんだろうなと思うのです。



去年の今頃、くろすけに会いに浜松に行く前にはかなり疲れていたしアグロフォビアを発症していて。離婚訴訟の最中の相手からのくだらない嫌がらせや中傷、いつになったら終わるのかわからない絶望感など、ひどかったです。

ずっとサポートをしてくれていたボランティアの相談員の人から、カウンセリングに行くようにと強く勧められていました。かかりつけのお医者さんからもカウンセリングに行くようにといわれて、プローザックの処方についてもかなり真剣にくろすけと相談しながら検討していました。結局、わたしの場合はセント・ジョンズ・ワートがよく効いたのですが。

カウンセリングは運良く女性問題関係の基金からのグラントがあり、空きもあったのですぐに受けることができました。それまでもカウンセリングのグラントをとるように勧められていたのですが、「わたし程度の人間が使うよりも、もっとひどい状況にある人が使うべきだ」とかいって断っていたのです。でも、町に買い物に行こうとすると動悸がひどくなったり胸に激痛が走ったり、息子が会いに来るときでも苦痛でひとことも話せない、猫に八つ当たりをしてしまうので真剣に里親を探すことを考えはじめる、毎晩深酒をしてしまいくろすけにからむ、など、自分でも日常生活にかなりの支障が出ていると感じました。自分にとって大切な人たちのためによくなりたい、そう思える気力はまだ残っていたんですね~…。だから、カウンセリングに行こうって決心ができたんだと思います。

カウンセリングってよく誤解されているけどアドバイスをもらうところではありません。カウンセラーがああしろこうしろと言ったら、そいつはヤブだ、とわたしは思います。また、カウンセラーに対する依存を持ってしまったりしたら、やはりそのカウンセラーはヤブです。

そうではなくて、自分のことを話すことによって自分を見つめなおしたり、自分が考えもしていなかった視点から見たらどうなるかを考えさせられたり。自分に変えられないこと、自分に変えられること、自分にできないこと、自分にできること…それらを冷静に見つめて考えてForce field analysisをして。自分に対する自信を回復して。自分の人生は自分のものだと感じるようになって。そうやって自分の人生を生きていくための有効なツールをそろえるお店のよき相談役(販売員じゃなくてね)がカウンセラーかな~…とわたしは自分の経験から思います。

精神分析医と違うからわたしのいうことを分析して深層心理を暴いたりもしないし、セラピストじゃないからトラウマを探り当てて癒そうともしないです。

DSC_0113.jpgそんなこんなでようやくゆっくりと回復に向かいだしたのが去年の10月くらいで、ようやく飛行機に乗る勇気もできたし、くろすけは浜松にいるから誰にも会わなくて済むし…というわけでくろすけに会いにいったんですよね。

そして、浜松ではひたすら寝ていました。本当によく寝ていました。

ある日は、21時くらいにTVを見ながらたたんである布団にもたれていて、そのまま寝ていました。くろすけが、寝るならお布団をひいてちゃんと寝なさいって言っていたんだけど、自分がお酒をたくさん飲まずに寝れるという自信もなかったので、まだ起きてTVを見るんだお酒も飲むんだといっていました。

そういいながらくろすけがひいてくれた布団に入って気がついたら翌朝だったのでした。本当によく寝ました。

たぶん、あのころがターニングポイントだったんだろうな、と思います。


以上、ちょっと思い出したので、自分のメモとして。


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コメント 4

くろすけ

浜松ではほんとに健康的な生活をしてたよね。睡眠に関しては。笑
でもひとりでは近所の散歩もする気にならないみたいで、僕が仕事終わってからバイクで近所のレストランに行ったりスーパーに行ったりね。すごく楽しかったね。
しのが安心した顔をしてくれるのがすごくうれしかったよ。
by くろすけ (2008-08-31 15:19) 

しの

本当によく寝ていました…。とっても安心してて。外にでるのがまだ怖かったんだけどね、あのころは。

いまから振り返ると本当に暗い嫌な時期が去年の今頃だったんだなー…。やっぱりカウンセリングは受けて本当によかった。なによりも、くろすけも猫もむすこも、何よりも自分自身が幸せになったと思うよ。
by しの (2008-08-31 17:47) 

asami

誰かに自分自身のことを話すことで言葉にすることで自分でも気付かなかったことを自分で気付いたりすることはあります。(セクに関することは特に)
ブログに書くことも処方のひとつかもしれませんね。インターネットの果たす良い役割よね・・・って思います。
by asami (2008-09-02 10:41) 

しの

> asamiさん

自分自身のことを話す際に、友人とか家族だとアドバイスをされたり批判をされたり…という"リスク"があるじゃないですか。ブログでも変なコメントをもらったり。でも、カウンセリングだと、相手は話を聞くプロだから"安全"なんです。だから、本当にカウンセリングってすごいって思いました。
by しの (2008-09-03 23:08) 

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