どこまでもどこまでも

くろすけのことがだいすきで、くろすけのバイクの後ろに乗れば一緒にどこまでも行けると思っていました。秋の気持ちのいい空気と少し強い日差しの中をどこまでも、どこまでも。


世界の果てまで。





そして、気がつきました。

世界の果ては川越に有り。



うちから川越までくろすけと2ケツで行ったのですが、着いたときには腕は痛いは膝は軋んでるわ。もうこれ以上遠くへはいけない。

｢どこまでもいけるっていってたじゃん！｣

うん、だからきっとそのどこまでもの｢どこ｣は川越だったんだねえ。

それに、大きなスクーターとかなら乗ってるのも楽だろうけど、くろすけのネーキッドのGPXは後ろに捕まるとこがないんだよ。加速時は腰と骨盤のバランスで衝撃を吸収できるけれど、減速時に慣性で前につんのめるのを止めるのは後ろにつかまるところがない以上、くろすけの前に回した手をガソリンタンクについて腕立て伏せをしているかのようにして支えるしかないわけで。

しかもガソリンタンクまでの距離が微妙に遠くて、べったりと手のひらをつけることができない。よって、指先のみで自分を支えているわけです。

また、運転してる人は信号ごとに足を下ろすから膝も伸ばせるけど、後ろに乗ってると出来ねーんだよ！　だって、足を不用意に伸ばしたりするとバランスが崩れるかもしれないし、その状態で走り出してもあぶないしねえ。よって曲ったままで寒風にさらされる膝が膝が～。

以前は、膝についてもがまんして目的地に着いたらガニ股でよれよれしていたらくろすけが気がついてくれて、今は信号で止まると伸ばしていいよと言ってくれるんだけど。バイクってすり抜けていけるから信号で止まることって案外ないんです。その代わり微妙な加速減速が繰り返されて、膝を伸ばすタイミングがないまま、わたしは微妙な姿勢で指先腕立て伏せを続けることに。

昨日は最後は嫌になっちゃって、あんまり自分を支えずにくろすけのメットとわたしのメットががんごんぶつかっていたりしました。笑。

それでも、半年以上前から食べたかった蓮馨寺の太麺やきそばを食べて満足だったリして。おばさんふたりで若者にいろいろを言うのも楽しかったり。

よい一日でした。

コメント 4

いいなあ！バイクの二人乗りの楽しさと辛さ、懐かしいです。
ベトナムで河童の後ろで器用に地図と格闘していた日々を思い出します。
雨の二人乗りも最高に辛かったです。でもやっぱり、恋人の後ろはいいですよね。
by mio (2009-11-01 20:29) 

昔は、成田空港とか城ケ島とかタンデムで行ったけど、若かったんだねー。しみじみ。
でもまあ、しのと一緒なら電車も楽しいから、これからは遠出は電車でね。＾＾
by くろすけ (2009-11-02 07:22) 

> mioさん

二人乗り、楽しくてつらいですよね～。しかし、運転してる人にはつらさはあんまりわからないみたい。雨の二人乗りもきついんですが、真冬の朝の長距離は死にました。でもふたりで死んでたから楽しかったけど。笑。
by しの (2009-11-02 18:57) 

>　くろすけ

一般道のほうが高速よりもきついんだよ…加速減速が頻繁で。でも、今、城ヶ島に行こうっていわれたら死を覚悟して提案を受け入れるよ。

電車で遠くに行くのってすごく好き。昔からだけど。
by しの (2009-11-02 18:59)