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ひとりえっち [触れる]


彼女が自分の場所へ帰ってしまってから

ふたりの間を一日に何度もメールが行き来した。

(いまはメッセンジャーにかわっているけど。)




僕は経験したことのない喪失感に 不安で

こんなに触れたいのは僕だけなんじゃないかって。




そんな気持ちからすれちがって

苦しい日々を何日かすごした後に

彼女に聞いた。




僕と別れた後に

僕に触れたいと思って濡れたことはある?








あるってひとこと聞けたら

それが僕の自信になるだろうと思ったから。




彼女は恥ずかしがりながらも

我慢できなくてひとりでしたことを教えてくれた。




僕の指を受け入れたくて

自分の指ではいやで

銀色のペーパーナイフの滑らかな柄を

僕の指のかわりにしたんだって。








それは僕の予想していなかった返事だった。




僕は彼女が僕とのことを思い出すことはあっても

彼女の理性はそれを簡単に御してしまうだろうと思っていた。

自分で慰めているとは思っていなかった。




そのとき僕が思っているよりもずっと深く

彼女のなかに受け入れられていたことを知った。












結構はじめのうちからいじめられるの好きだなーとは思っていたんだけど

彼女にM性があると思ったのはこのときかなー・・。

それまでは比較的理性的にいじめられていると思っていたから。




さすがにペーパーナイフは彼女を傷つけてしまいそうで不安なので

(9月に会ったときにどうやってしているかをみせてもらったんだけど)

いまは違うモノをいれるようにしてある。


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