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分岐点その1 -友達から友達以上 [追想]

僕は分不相応なものに無謀に手を伸ばすことが度々あります。自分がいま何をしているのかいちいち考えていたら大切なものを逃してしまうこともある。自分が行動したことの結果は常にわかるわけではない。だから欲しいものは我慢しない(自分の行動に対して責任を取る覚悟だけはいつもしているけど)。そんなわけで、その瞬間瞬間での僕の行動に嘘はないけれど、自分がなぜそうしているのか、どこへ行こうとしているのか、必ずしも理解しつつ行動しているわけではありません。


それで、現在しのとこういう関係になる過程には、僕にとって自分の気持ちを決める(確認する?)上での決定的な分岐点がいくつかあります。


そんなはなしを少し。
いまそんなに詳細まで覚えているわけではなくて、付き合い始めた当初のメールを最近読み返して書いているのですが。


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しののブログをはじめて読んだときから僕はしののそばにいたいと思っていた。
多分、会話とか接触とかを求めていたわけじゃなくて、ただそばにいたかった。ブログを読むだけのときは自分の存在を知って欲しかったし、実際に会いたいと思っていたし、実際に会ってみると今度は毎日会いたかったし、少しでも長く、少しでも近くに座りたかった。
それは会ったこともない人へ望むことではないように感じていて、でもどうにもならないから、日曜日に初めて会った後「また金曜日」って云ったんだ。


火曜日になるとしのは熱を出していて、電話があってあわててしののマンションへ行った。当然何の役にも立たないんだけど。心細い思いはさせちゃいけないって、わずらわしく思われるくらいが丁度良いだろうって、それだけ。本当に役に立たなかったんだけど(笑)。
それで、水曜日にもう一度お見舞いに行った帰り際にしのがぎこちなくHug(?)をしてきて、
その頃のしののつらい状況とかを考えると、ただのHugだって(少なくとも理性では)わかってはいても「ただのHug」をする気持ちというのを考えると、こちらから抱きしめるべきなんじゃないか…と、一日考えて(短い?笑)決意を固めた気がする。(だけどそれは押し倒すという意味ではなかった。本当に。)



それで、しのと一緒にお酒を飲んだ翌朝、気がつくとソファで寝ていて、記憶がなくて、しのがやわらかくソファに腰掛けてきて、なんでだか説明もつかないんだけど自然に膝枕のポジションになっていた。<なんででしょう(笑)
あざができたとか、僕に記憶がないこととかをゆるゆると責められながら、でも全部本気なんだって言い張っているうちにしのを腕の中にしていた。もっと近づきたいと思っていることは疑いようもなかった。だけどしのを傷つけることはしたくなくて、触られても気にならないところまでしか触らないようにしようと思ってた。自分でもどうしたいのか、どうすれば良いのかわらなかったし。それで、その行為に「スキンシップ」という名前をつけることで僕は納得していたんだけど、翌日、しのから「あんなことがあって、どうしていいのかわからない」という混乱したメールが来た。


僕は自分がしたくてしたという自覚があったから、その結果のすべて(しのの混乱も含めて)を受け止める責任も権利もあると思って迷わず会いに行った。だけどしのの返信を読んでなかったから、もし来るなっていう返信があったらどうしようと思って玄関先をかなりうろうろした。電話も出てくれないし…(待っているうちに寝てしまったらしい)。結局インターホンを押したらしのが出てくれて、しのに嫌われたわけではないらしいことがわかって、その夜から僕は僕の行為に無理に名前を付けるのをやめた。


 


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ここ数日、しのとこうして一緒にいて、縁って不思議だなーとか考えています。
あとふたつくらいこんな感じの記事を書く予定・・。


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