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猫による不便さ。 [好き]

猫はくろすけが大好きでした。

わたしに抱かれていると
 こんな顔をするくせに。




 一緒に寝たり、

 ひざの上でごろごろ甘えたり、

 仲良く遊んだりしていました。

夜寝るとき、猫はどういうわけか人間の枕の上で寝るのですが、わたしは邪魔だと猫を払い落とします。でも、くろすけはやさしいので猫が寝やすいように寝かせてあげます。それで、体をぐねっと曲げて寝ていたりしました。猫に枕を譲ってわたしのほうによってくると、

「くろすけ、狭いよ!」

などと、冷たい扱いを受けてみたり。

猫はかなりくろすけの安眠を妨害していたと思います。

くろすけがいなくなって、猫は仕方なくわたしの枕の上に帰ってきました。これが、邪魔なんだ。もう、すごい邪魔。しかも泥足だし。

朝に寝ぼけながら、ベッドの中でどうしたら猫が泥足でベッドの中に入ってこないか考えました。そして、急に気がつきました。

ベッドルームの扉の取っ手が壊れてるのを直せばええやん・・・。なんでそんな簡単なことにいままで気がつかなかったのか、自分でも心の底からあほやと思いました。

くろすけに話したら

「そうだねー。猫による不便さは当たり前で仕方がないと思ってたからなー。だからベッドルームの扉の取っ手を直すなんて気がつかなかったんだね。寒いから締め出すのもかわいそうだし」

よく、犬は人間が投げた棒をとってくるくらい賢い、猫は人間に棒を持ってこさせるくらい賢い、といいますが。

この場合は、うちの猫が賢いのではなく、くろすけがやさしいからだと思うわたしです。




 


 


 


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