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続おにぎり談義 [好き]

こちらからの続きです。別に読まなくてもわかる程度の話ですが・・・。



かじりかけのおにぎりにマヨネーズを塗りその上に鶏肉のガーリック醤油煮を乗せたものをしみじみと見ながらくろすけがいいました。

「そういえばさー、天むすって不思議な概念の食べ物だよね」

「あれって、津が発祥の地なんでしょう?」

↓参考


「・・・いや、それはどうでもよくてさ。なんでおにぎりにわざわざ天ぷらを・・・」

天ぷらが好きなくろすけがぶちぶちといいます。

「それはな、かのサンドイッチ伯爵がサンドイッチを発明したように、津にとある商家のボンボンがおったんや」

「サンドイッチをサンドイッチ伯爵が発明したってまた嘘八百・・・」

嘘ではない。こちらを見ろ。と風光明媚な山のど真ん中の道端でネットで見せられないのがつらいところです。

「うそじゃないもーん。サンドイッチはサンドイッチ伯爵が賭け事してて食事をポーカーしながらしたいって言うことで、ロースト肉をパンにはさんで来いって執事に言ったのがその名前の由来だもん。カーディガンもカーディガン伯爵が発明したんだし、長靴は英語でウェリントンブーツって言うんだけど、これもウェリントン伯爵が発明したんだもん。ウェリントン伯爵はウェリントンパイも作ったんだからね」

・・・ますますうそ臭い。真実ってなんでこんなにうそ臭いんだろう?

「はいはい、わかったよ。だから、天むすがどうしたって?」
「だからさー、津の商家のボンボンが花札がすきでさ、花札をしながらご飯が食べたいが、天ぷらを箸でつまみつつ食べるわけには行かないので、番頭さんに『おにぎりに天ぷらを乗せて来い』っていったのが始まりなんだよ、きっと」
「・・・」

やっぱりお弁当はおにぎりでなければならないと思うわたしです。

そうこうしているうちにお弁当も食べ終わり、空港に向けて出発をするわれわれでした。


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3月13日はサンドイッチの日だって。1が3ではさまれてるから。1が具ってなんか寂しくねえ? 3と1にこだわったからだろうけど。ということは、このサンドイッチの日って日本のものなんだろうな。きっと。 

でも、挟まってることにこだわるなら、いっそ12月21日とかのほうがたっぷり挟まっててええんじゃないかと思ったり。


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