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悪夢と悪夢の間に [好き]


裁判の書類などが来て、目を通したりしているうちに、胸が痛くなり息が苦しくなりめまいがおきて、倒れてしまいました。それでも、裁判所にいったりしなければいけなくて、途中で友人とちょっと話したりして、夕方過ぎにはだいぶん調子がよくなって来ていました。




でも、寝る前になるとまた胸の痛みそのほかが戻ってきました。くろすけと話すのも呼吸がままならなくてうまく言葉が出ないくらいです。そのままベッドに入ったのですが、朝の4時ごろに不安な夢を見ておびえながら目を覚ましました。ちょうどくろすけが宿舎に帰ってきていたので、スカイプをつなげてもらって少し話してそのまま寝れたらいいな・・・と思っていました。




寝ると悪夢を見ます。よく覚えていないのですが。それで、目を覚ますと、ベッドルームにくろすけがいて、大丈夫だよ、と笑ってくれたりします。うん、ありがとう。と言ってくろすけに甘えかかろうとすると、それも夢でした。そうすると耳にかけたまま寝ていたヘッドフォンマイクが引っ張られて取れて壊れてしまいました。




ああ、どうしよう。新しいのを買おうと思えば5000円もするのに。お金はどこから出したらいいんだろう・・・。とあきらめ悪く直らないものかと切れた銅線をつなごうとしてみたりしました。




するとくろすけが、大丈夫だよ、壊れてないよ、ほら、と言ってヘッドフォンを元に戻して耳にかけてくれました。ね大丈夫でしょう、といいながらわたしの頬を両手で挟んでくれて。わたしがとても好きなくろすけのしぐさ。ひんやりと冷たくて優しい手に挟まれて安心して、うん、と大きくうなづいたら。




今度こそ、ヘッドフォンマイクが引っ張られて耳から外れてその痛みで目を覚ましました。




そのあとも、スカイプをつなげたままで、浅い夢をいくつも見たり、夢うつつにヘッドフォン越しに聞こえてくるくろすけの窓の外のすずめの声を聞きながら休んでいました。




こういうときにそばにいてもらえないというのは本当につらい。それも自分達が選んだことだから仕方がないのだけど。一緒にいれるカップルが本当にうらやましい。一緒にいることができるというのは当たり前みたいに思うかもしれないけれど、稀有に幸運なことなのだと思います。




まあ、スカイプとかメッセンジャーとかあるから、こういうものがなかった10年前に比べればずっとずっとましなんだけど。それでもくろすけの手が恋しい。そして、こういう風に何層にもなっている夢というのは本当に現実感があって。今でも頬の上にくろすけの指を感じられます。感じられるのに、いないんだよね…。


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