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一人称 [ちょっとまじめに]


僕にとって「僕」という一人称は
中間地点であることを甘受するということ
そして
対象に対して開かれているということなんだと思う


 


 


書こうかどうか迷っていたところにしのが宣言してくれたので。


「僕」という一人称は高校からずっと、親・友人には「僕」、職場では「私」という明確なルールを持って使っています(ルールは明確ですが、最近は職場と友人の区別が曖昧になりつつあって境界線はかなり適当・・)。


ぼんやりと「自分」というものが確立されたころに、「私」という一人称で自分の意見を発言することに違和感を感じていて、中学を卒業したときに、いい機会だと思って「僕」にしました。この違和感は、セクシュアリティに関するものではなくて、「私」という一人称で自分が発言する命題に対して感じる押し付けがましさに対するものだったと思っています(同様の理由で「俺」も却下した)。自分の発言を、多数意見としてではなくてひとつの意見として口にしたかった。確実なものではなくて現在の状態でしかないことを常に確認したかった。


というわけで、僕はセクシュアリティの発露としてではなく、優等生(?)からの脱却の願望をこめて「僕」って使ってます。僕の精神状態をこんなに的確に表してくれる一人称はないと思っています。リズムも軽くて好きだし(そういう意味では「I」も結構好き)。
「ぼかーねー、キミー。」とかいって、何を言っても聞き流されてしまような軽さを希望。それでもほんとに大事なことは残るから。


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