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秋の朝 [好き]


この前、朝に少し時間ができたので、町から少し離れた誰も来ない海岸を散歩しにいきました。




海に向かって伸びている防波堤の上を歩くのが好きです。




くろすけと来たときには晴れていました。でも、今日は曇り。




本当に誰もいません。













石だらけの浜です。いつもここに来ると、賽の河原のようだ、と思います。いつかここに立つことがあるとすればそのときはひとりなんだなと思うと、今、くろすけと一緒にいることができることを本当に感謝します。変な話だけど、この浜に来るといつも彼岸を強く意識します。そのことで、今生きているんだなあってすごく実感がわいてくるんです。




賽の河原というのならやはり石を積まなければと思って、積んでみたんですが。これが難しいです。ちょっとだけのつもりで小さい塔を作ってみました。







波の音がいまいちうまく録音できていないのですが。







波にまかれて石の立てるからからという音を聞いていると、そこはかとなくものぐるおしけれ、という感じがする朝でした。


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