だから、寝てるって。 [好き]
くろすけは一仕事終わって、次の仕事の前に片付けておきたいことをぼちぼちしています。
今日は、とりあえず一仕事終わったお祝いにワインを一本買ってきたようです。ワインを飲んでいるくろすけと話していたら、突然、悲痛な叫びが聞こえてきました。
「まだボトルに半分残ってると思ってたら、グラスに半分しかない・・・!」
この悲しさを理解しろ、家にはこれ以上のアルコールがないからこれで終わりになってしまう、と酔っ払いの訴えをしてきます。
「だからさー、明日の朝になったらワインを一本しか買ってこなかったことを心のそこからよかったと思うと思うよ」
「そんなのわかってるけど。今、この、酔ってる気持ちをどうしてくれるんだー」
はいはい。
その後、話しても反応がなく、すうすうと寝息が聞こえてきます。仕方がないので、マイクに向かって大きな声を出してくろすけを起こします。
「もう寝なさい。布団に入って」
「寝てないよぉ。今、夢の中でしのと一緒に聞き取り調査とかしてすごく働いてたんだよぉ」
・・・夢の中で働いてるって寝てたんでしょう。と突っ込みたい気持ちを抑えて、布団に入らせたのでした。