もうすぐ10万ヒットです。 [業務連絡]
サイドバーの下のほうに設置しているカウンターが今日か明日に10万ヒットになりそうです。
どうしようもない二人の惚気話をこんなにたくさんの人に読んでいただけるなんてブログを開設した時には予想もしていませんでした。これからもこんな感じの二人ですがどうぞよろしくお願いします。
10万のキリ番を踏んだ方、スクリーンショットか何かを添えてご連絡いただければ・・・。
お揃いのアンティークグラス [オトナのどうぐ]
今日のひとりごとの補足など。
ずいぶん昔、イングランドの片田舎の町で毎週木曜日に開催される通称「アンティークマーケット」に行くのが好きでした。アンティークとは名ばかりで、要するにガラクタ市。
ほとんどのものはなんの価値もないガラクタで、こんなもの売るなよ、って感じなのだけど、たまーにいいものがある。しかしその掘り出し物を狙ってディーラーが早朝に買い付けに来るので、午後になってから出かけていってもいいものはなにも残っていません。
それでも時折、とてもいいものを見つけることがありました。
この左側のグラスがそのうちのひとつ。19世紀の手作りショットグラス。直径は2cmくらいで高さが4cmくらいの小さなもの。ゆがんだ形とグラスの分厚さが指になじんで心地いい。これでウィスキーをグイっとすればさぞうまかろう・・・。というわけで、1000円ほどして高かったのだけれど、800円に値切って買ってきました。なんとなく勝利って感じ。
くろすけが去年の4月5月にこちらに来ていたときに、わたしのグラスのコレクションを見せながら薀蓄を垂れていたときに、このグラスを見せました。アンティーク云々の薀蓄ははっきり言ってどうでもよかったみたいだけど、くろすけもこのグラスは気に入ったようでした。
数日後、二人で町を歩きながらいろんなお店を冷やかしていました。チャリティーショップはわたし達のお気に入りのひとつです。善意で寄付されたものがとても安く売られています。かなりガラクタが多いのですが、やはりたまに掘り出し物があります。
グラスが並べられた棚を二人で見ていました。そのとき、くろすけが
「これ、しののグラスと一緒じゃない?」
と言ってひとつのグラスを取り上げました。
「んなはずないじゃん。あれ、アンティークだよ。こんなところに手作りアンティークが50円で売られてるはず・・・」
といいながら確かめたら、正真正銘の19世紀の手作りショットグラスでした。お店の人に悪いなと思いつつ50円でそれを買いました。
そういうわけで、形は少々違うものの(手作りだから仕方ない)、お揃いのアンティークのショットグラスがそろってうれしい二人でした。
早くこのグラスでまた一緒にお酒が飲みたいですね~。
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ちなみになんでアンティークってわかるのかというと。
新しいものや真空法の機械で作られたものは底がつるっとしています。
しかし、手作りのグラスは、一度ガラスを吹いてある程度成型をしたあと、成型部分を別のさおにつけて仕上げをするので底に切り落とした跡が残るのです。
こんな感じ。この跡が手作りの証拠です。まあ、形もゆがんでて、手作り感が満々なんですが。
アンティークかどうかの見分けはガラスの質でわかります。あまり質がよくなくて気泡が無駄に入っている、というのがぶっちゃけた言い方でしょうか(笑)。
吹きガラスの作り方はこちらのページが参考になるかと思います。