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念のため [業務連絡]

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あいかわらず突っ込みどころが多いですよね…。タケルはルカに「行くなよ」とかいってるけどさ、不動産屋と契約してるんだけどその違約金とか払ってくれんの?…なーんて思っています。ルカも気軽に海外にって言ってるけど、お金とかビザとかどうすんの。日本みたいにバイト先がごろごろしてないし違法就労で働くなんてひどいところしかないし、現地語しゃべれないでしょ?? もう、気軽に言わないでよね。ほんと。

でも、登場人物たちがつながりに固執するのはすこしわかるような気がします。タケルはルカがシェアーハウスを出て行ってしまったら、ルカの日常やさまざまなことをいまの環境で知っているように知る手立てがなくなるわけで。それはものすごい孤独感があるんだろうと思います。携帯電話があればいつでもどこでも連絡が取れる反面、それはいつでも断つことができる関係なわけで、一緒に住むということに固執をするタケルもDV男もそういう現代の関係のよって立つ基盤のもろさにおびえているのかもしれないな~…。ことにシェアーハウスは一昔前の村社会みたいなもんで、自分達の関係を周りの人がみんな知っていて、二人の関係が単に個人的なものじゃなくてコミュニティーに組み込まれていて二人の直接の関係がなくなっても、バイパスがたくさん通っているから関係を完全に断つことができない、みたいなぬるさが安心感を呼ぶんでしょう。…そういうものに閉塞感を覚えることもあるかもしれないけど。

そして、関係が断たれるかもしれないっていうのには、相手が不慮の事故にあうという場合もあって。DV男の事故を隠しているけど、ミチルがそのことを知ったらどう感じるのかな。このときに、「そんなの関係ねぇ~」って言えるようならミチルはDV卒業資格試験合格ですが。でも、これ、相手がDV男とかじゃなくて、自分の恋人だったら…。

法律で権利を持っていないカップル(セクシュアリティーに関係なく)は、相手になにかがあったときに連絡がないという恐怖を持っていると思います。

くろすけに何かあったときにはくろすけのご両親か弟さんが連絡をくれるだろうと思います。でも、わたしに何かあったときには。わたしは両親とは音信不通だし(連絡先は持っていない)、兄には20年以上あってないしどこにいるかもなにをしているかも知らないし(知りたくもない)、息子は未成年だし。

以前、友人が財布にパートナーの連絡先を書いた紙を入れてある、と言っていました。わたしの財布にはくろすけ名義のクレジットカードが入っています。これはくろすけがいざというときにためにといってわたしに渡してくれたものです。たぶん、このクレジットカードの持ち主であるくろすけに連絡は行くと思うのです。

それを確実にするために、紙にくろすけの連絡先と続柄(婚約者)を日本語と英語で書いてクレジットカードに貼り付けました。

あとは生命保険に入ってくろすけを受取人に指定しておけばいいのかな。
posted by しの at nice!(0)  コメント(5) 

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