そしてこんな気持ち。

そうだね。うん。

そんなかんじ。

これがいまの気持ちに一番近いんだろうな。

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いまの自分の気持ちを考えていたら、これは｢お嫁に行く｣気持ちと同じなんだろうな、と思いました。はじめに結婚したときはとにかく親から逃げたい一心だったから、｢○○家に嫁に行ったら自分の実家は他家と心得よ｣みたいな悲壮感は無かったですねー。むしろそうなれ、って感じで(笑)。

でも、今回は自分の家からくろすけのところに｢お嫁｣に行くんですよね。そして、この家には気軽には帰ってこれなくなる。それがなんだか悲しく切ないです。

そんなわたしのいまの気持ちにぴったりの歌は

急に脳裏に蘇る青春

カメラを抱えて羊を狙っていたら、急に湧き上がってきた曲があります。

Tonight Tonight Tonight
だけど今夜　わたし　きっと　ぼろぼろ涙あふれるわ
Tonight Tonight Tonight
胸いっぱいのフォトグラフ抱きしめるだけ

だれが歌っていたのかもまったく思い出せなかったのですが、この曲を聴いていたころのあまずっぱい気持ちは胸に帰ってきました。京都御所、ほんやら洞、イノダ本店、染井茶房、将軍塚、オシオ山、マックさんの家、宝ヶ池のボート、途中越、山中越、坂本の町、八文字屋、北４、北５、パウンドハウス、哲学の道、若王子山の上の早朝礼拝…。そういう青春の記号が思い出されます。

いろんな記憶はきらきらした日差しの向こうではっきりと見えないけど笑ってる声だけ聞こえてくるみたいな感じ。

もう戻れないんだな。わたしはいつまでたっても京都を故郷と呼ぶことができないし帰っていくこともできないんだな。

くろすけがいるところがわたしのいる場所だと思うけれど。自分が育って大切な時間を過ごした場所がありそこを故郷だと呼びいつでも帰れる幸福をちょっとうらやましく思います。イングランドにもわたしの家はすでに無く、今すんでいる国では自分は結局お客さんにすぎなくて。

｢故郷は遠くにありて思ふもの、例えこじきになっても帰らずに遠くで思っていればいい｣といえる人の幸福を心からうらやましいと思うな。そうそう、中島みゆきの｢異国｣を聞くとちょっとヤバイ精神状態になるんですよね、昔から。

参考までに動画など…

写真を拡大すると見えてくるもの

普段、こんな窓に向かい合って座っていることが多いです。窓の外には羊が見えています。

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