給与明細 [好き]
わたしは自分の給与明細をくろすけに見せている。それは、こんなに稼いだよ!という自慢であり、ほめてもらいたいから。実際にはかなり少ない給料だけど。
でも、くろすけの給与明細はほとんど見たことが無い。というか、興味が無い。くろすけが自分の給与をごまかして家計に入れないなんてことはありえないし、別にお金に困っているわけじゃないし。というか、たぶん、わたしはお金のことが良く分かっていない。
くろすけにいわせれば、7000円くらいのものを買うのは「高い、高い」と悩むくせに、30000円くらいを越すとぽんって買っちゃうよね、とのこと。
うん、まあ、7000円くらいまでなら想像力の範囲内だが、それ以上だとわかんないんだよね、価値が。
しかし、先日、ダイニングテーブルの上にくろすけ名義の給与明細があるではありませんか。
「うわー、こんなに貰ってんの?」
「それ、年額」
「あら。じゃあ、こんなに少ないの? 首になったの?」
「あのねー、よく見てごらん、それはメインの給与じゃないでしょ」
「あらあら。びっくりしたよ」
「・・・。しかも、それ、3ヶ月前の明細だよ」
「あら~、日付なんて見て無かったよ。あ、ねえねえ、見てみて。給与明細の通し番号が1999番だよ!おしいねー、あとひとつで切番だったのに~」
貴様の給与明細を見る態度は間違っている、とくろすけに言われたのですが、別にいいじゃんねえ。
でも、くろすけの給与明細はほとんど見たことが無い。というか、興味が無い。くろすけが自分の給与をごまかして家計に入れないなんてことはありえないし、別にお金に困っているわけじゃないし。というか、たぶん、わたしはお金のことが良く分かっていない。
くろすけにいわせれば、7000円くらいのものを買うのは「高い、高い」と悩むくせに、30000円くらいを越すとぽんって買っちゃうよね、とのこと。
うん、まあ、7000円くらいまでなら想像力の範囲内だが、それ以上だとわかんないんだよね、価値が。
しかし、先日、ダイニングテーブルの上にくろすけ名義の給与明細があるではありませんか。
「うわー、こんなに貰ってんの?」
「それ、年額」
「あら。じゃあ、こんなに少ないの? 首になったの?」
「あのねー、よく見てごらん、それはメインの給与じゃないでしょ」
「あらあら。びっくりしたよ」
「・・・。しかも、それ、3ヶ月前の明細だよ」
「あら~、日付なんて見て無かったよ。あ、ねえねえ、見てみて。給与明細の通し番号が1999番だよ!おしいねー、あとひとつで切番だったのに~」
貴様の給与明細を見る態度は間違っている、とくろすけに言われたのですが、別にいいじゃんねえ。