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手術を終えて [筋腫日記]

とりあえず、1月12日に手術を終えて無事に生きています。というか、そんなに難しい手術じゃないし。

一番つらかったのは、手術が終わった後の12時間くらい。初めは管だらけで動けないし、体も自分の思うままにならないし、寝返りすら打てないので本当につらい。一番つらかったのは、かかと、仙骨周辺部などの褥瘡になりやすいと言われている部位がすごく熱かったこと。体位転換をして除圧をしてくれ、と頼めばよかったのだけれどそういうことを話すこともできない(人工呼吸のため手術中にのどに挿管をされていて、それでのどがイガイガがらがらしていて本当につらい)。

熱もあるので氷枕をされるんだけど、今度はそれが冷たすぎて痛い。

くろすけがいる間は少々のわがままも言えたし、いろいろと代弁もしてくれたけど、くろすけが帰ってしまった後はめちゃくちゃにつらかったです。あけない夜はない、大丈夫、と言い聞かせつつ寝れない夜を過ごしました。痛くてつらくて、痛みどめを点滴で2回入れてもらいました。

しかし、翌日は一つずつ管が抜けてゆき、体も動かせるし、歩く許可も出るし、水も飲めて、楽になりました。がんばってたくさん(といっても、いつもなら1分くらいの距離を10倍くらいかけて歩くのですが)歩いていました。朝に点滴で痛みどめ、その後は夕方と寝る前に座薬で。

昨日は、夜にようやく最後の点滴も終わり、自由の身に。しかし、食事が3分がゆの刻み食でまずいのなんの・・・。味はいいのですが、刻まれると歯触り舌触りが悪すぎました。痛みどめは、朝と昼と寝る前に座薬で。

そして、今日は傷の表面的な痛みはあるのですが、痛みどめが必要なほどではなく。杖なしでは歩くと疲れてしまいますが、それでも病院内のあちらこちらをふらつけるほどにまで回復しました。シャワーの許可も出て、超すっきり。くろすけ両親もお見舞いに来てくださいました。

いま、わたしが皆さんに伝えたいことは一つだけ。

開腹手術の後にうんこをするときは腹の傷が裂けるかと思うくらいに痛いのですが、腹を両手でぐっと抑えてやると、あら不思議、痛みが激減。

あるプロゴルファーが最近亡くなられたそうなのですが、その方が亡くなる直前に交通事故にあった猫を拾って治療を施し、「おなかを抑えてやらなければうんこができない猫でも小さな体で前に進もうとしている」と感銘を受けた、という週刊誌の記事からの着想です。

普段は週刊誌など読まないのですが、俗世から離れた病院に隔離されていると俗塵がこいしく、黄塵の巷の出来事をしりたくなり、くろすけに「思いっきり俗っぽいやつ、買ってきて」と頼んで買ってきてもらった週刊誌。ほとんどどうでもいい情報でしたが、これだけは役に立った。

みなさんも、開腹手術の時はお試しください。

では、詳しい経緯などはまた後ほど。
posted by しの at nice!(0)  コメント(0) 

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