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同性パートナーを正当な権利を持つ人として認めさせるくろすけのロジック [ちょっとまじめに]

内縁関係、というのはいったいどんな法的根拠があるのですか、と弁護士に質問をしたことがある。その場にいた3・4人の弁護士は口々に、

「法律では内縁は定義されていませんね」
「ご本人がそうおっしゃればそうなってしまうし、そうではないと否定されれば難しいことになりますね」
「法的に結婚できない他人が家計を同一としているってかんじですね」
「一緒に暮らしている時間の長さも関係ないですね」

なるほど~。

ここで肝心なのは、内縁カップルの性別は問題となっていないこと。だから、同性カップルでも内縁関係にあると議論することはでき、内縁関係者が持っている婚姻関係に近い権利を主張することができる、ということ。

くろすけは自分で調べてこの弁護士さんたちと同じ結論に至り、保険会社などにたいして次のような議論をしたそうです。

「内縁関係の定義はなんですか?」
―結婚できない他人が家計の同一性を持って生活を共にしていることです。
「それでは、わたしたちの関係(同性カップル)と内縁関係にあるとあなたが認める人たちの違いはなんですか」
―・・・。

違いないもんね。現行の日本の国内法では結婚できない他人(血縁なし、姻族でもなし)が家計を共にしているわけだから。家計を共にしていたら、住居が別でも世帯(つまり内縁関係含む)と認める法律だってあるし(生活保護法ですね)。

そういうわけなので、理論武装していきましょう。

明後日手術なのでちょっとテンション高い!
病院食、まずい。
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死亡保険金受取人 [ちょっとまじめに]

タイトル重い…笑

春先にcivil partnershipを結んだことだし、保険金の受取人をしのに変更するぞー、と思ったのですが、そんなに簡単にはいかなかった覚書。
でも2社に相談して2社ともしのを受取人にしてもらえました。こういうのって、事例の積み重ねが次のひとを通りやすくすると思うので、気が向いた方は是非…


まず、僕はファイナンシャル・プランナーを通して2社の生命保険に加入しています。ファイナンシャル・プランナーのひとに相談したところ、各社に問い合わせてくれましたがダメでした。養子縁組するならいいけど、って。
せめて何故だめなのか理由をはっきり聞かないと納得できないので、個別にカスタマー・センターに電話することに。

目標:
死亡保険金受取人をしのに変更する。
もしダメな場合には理由をはっきり教えてもらう(どの条文により、とか、どの基準を満たしていないか、など)。

どこまで労力をかけられるか:
カスタマーサービスへ電話
生命保険協会へ電話で相談。場合によっては調停(無料)をお願いする

現状:
civil partnership
任意後見契約
同居約2年

一社目:
カスタマー・センターへ電話
保険金の受取人を変更したいのですが、相手が同性のパートナーで、外国では籍をいれているのですが(正確じゃないけど、相手に状況が伝わればいいので)。。というと、ここでは扱えないので担当者に連絡させますという対応。
ファイナンシャル・プランナーから連絡がくる
保険会社のひとと交渉したいっていう。
保険会社の営業のひとから連絡がくる
養子縁組してくれたらいいんだけどっていわれる。
内縁関係のひとを保険金受取人にした事例がゼロなんでしょうか?ー>ゼロじゃない
明確な基準があるのでしょうか、なぜ今回のケースでダメなのでしょうか。 ー>明確な基準なし。検討してみるといわれる。
それから、今年の4月に改正された保険法では契約者からの申し出で保険金受取人を変更できるって書いてあって、それには何親等以内といった制約は設けられていない、また、今回の保険契約の規約を読んでもそういった制約はない。(代理請求権については有)。したがってこの申し出を棄却する法的な根拠はないと思うのですが、でもそちらではだめという解釈なんでしょうか?(ここではっきりダメっていわれたら、担当者の名前を聞いて生命保険協会に相談するつもりでした。) ー>その件も含めて上に聞いてみます。ということで電話を切る。

検討の結果、保険法の改正に伴って今回の請求を棄却する法的根拠はないので変更を受け入れるということになった。とくに特別な書類も必要無し。

二社目:
カスタマー・センターへ電話
ここでは扱えないので担当者に連絡させます
保険会社の営業のひとから連絡がくる
養子縁組してくれたらいいんだけどっていわれる。だから親子になりたいんじゃないってばー(<いいませんが)。
内縁関係のひとを保険金受取人にした事例がゼロなのか確認。ー>ゼロじゃない
明確な基準があるのか、なぜ今回のケースでダメなのか理由を聞く。 ー>籍を入れない社会的理由があること、同居3年、などの基準あり。しかしこの基準は大体のものでケース・バイ・ケース。
それから、今年の4月に改正された保険法では契約者からの申し出で保険金受取人を変更できるって書いてあって、それには何親等以内といった制約は設けられていない、また、今回の保険契約の規約を読んでもそういった制約はない。(代理請求権については有)。したがってこの申し出を棄却する法的な根拠はないと思うのですが、でもそちらではだめという解釈なんでしょうか?やはり、ここではっきりダメっていわれたら、担当者の名前を聞いて生命保険協会に相談するつもりでしたが、この担当者はよくわからないといってきたので、他の保険会社では保険法が改正されたから受け付けるっていわれましたけど?といってみた。ー>え、本当ですか!?って驚いてた。うちでははじめてのケースなので、そのことも踏まえて検討してみる。ただ、法律の解釈は各社で違うので。。ということで一度電話を切る。
しばらくしてもう一度電話があり、法的な問題とは別にこの変更を提出してみるのでしのの名前と年齢職業カム。

もし、検討の結果ダメだったら、現在任意後見契約を結んでるがそれでもだめなのか、遺言状を作成してそこで指定された受取人についても棄却するのか確認する。それでもだめなら、生命保険協会に相談しますので、お名前を伺えますか、という。

検討の結果オッケーでした。理由は聞かなかった。civil partnershipのcertificationのコピーと僕の印鑑証明が必要。



注意したことは、規約にも書いてないので契約したら、後になって変えられないといわれても、万が一のときにパートナーにお金を残したいと思っていたのに困ってしまうのですが。。というようなことを、相手を責めないようにいうようにしました。あくまで困ってるので力になってくれるとうれしいのですがというスタンスで。
大抵の保険は内縁関係をみとめているわけで、それと同性のパートナーとどう違うのか、という説明をはっきり求めたら通るかな、と感じました。
もし今回だめだったら、法的解釈が会社によって異なるということなので、生命保険協会に苦情をいって業界のコンセンサスを示してもらう、とか考えてましたが。

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自分のナラティブと現実の齟齬 [ちょっとまじめに]

人間が自分が自分でありほかの誰でもなく、生まれたときから死ぬときまで同一の人物であると認識するのは(果たして同一人物たりえるのか、他者は自分に含まれないのか、という哲学的議論は横においておいて)、自分の人生を破綻のないナラティブととらえることができるから、というDavid Carrの説が好き。

音楽をひとつのメロディーとしてとらえられるというのは、曲が始まってから任意の時点までの音の流れを覚えていて(これをRetentionというらしい)、これからの曲の流れをある程度予想できる(Protention)かららしい。人間はこのRetentionとProtentionというふたつのものが調和していないと音楽をひとつの流れとしてとらえられなくなるらしい。

人間の人生も一緒。今まで生きてきた過去と、これからそうであろうと思われる未来が調和していてこそ、自分がまぎれもなく同一の個人である、と自信が持てる。そして人間は意識的に自分の望む未来に向けて調和が生じるように自分の過去を構築していく―自分にとって望ましい出来事を拾い上げてナラティブに作り上げていきながら。

で、ミッドライフクライシスなどといわれるものなんかは、自分の人生に対するRetentionとProtentionが調和をしなくなって起きるものだそうだ。

自分が今まで疑いもしていなかった自分の過去を再構築して自分がこれから生きるであろう未来に調和させなおすか。

自分が生きるであろう未来を見ないふりをして現実逃避をするか。

自分が生きるであろう未来を「間違ったものだ」として、周囲や他人を非難して認めることを一切拒否して自分の現実と不毛な戦いをし続けるか。

選択は我にあり。


まあ、こんな感じで重い話かもしれませんけど。


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断髪式 [ちょっとまじめに]

…というほどでもないのですが。

約3年ぶりに髪を切りました。腰のあたりまでのびていました。くろすけと出会ってからは基本的に切ったことがありません。

DSC_0678.jpg

夏を前にさっぱりしました。


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生命保険 [ちょっとまじめに]

しのと一緒に暮らすに当たって心配なことがありました。
そのひとつは、僕に何かあったときにしのが(しのにとっての)外国でひとりぼっちになってしまうということです。そんなときに、とりあえず金銭的な心配だけでも無くしておきたいというわけで、生命保険に入りました。

自分たちで大体必要だと思う保証内容はあったのですが、複数の保険会社の商品を比べているとどの会社が良いのかよくわからなくってしまい、このサイトからファイナンシャルプランナーの無料相談を申し込みました。

FPの方が自宅まで来て相談を聞いてくれ、適切な保険を提案してくれるというサービスです。
相談にはしのも同席してもらって、しのが恋人で、僕が死んだあとにしのが年金のもらえる年齢まで安心して生活できるだけの保障が欲しい、ということを伝えて、どんな保険が良いか考えてもらいました。


はじめは予算が1万円/月、すべて掛け捨てで終身の医療保険と定期の生命保険をと考えていたのですが、相談の後、結局生命保険についてははじめに考えていたのよりも小額の貯蓄性のあるものと、掛け捨ての収入保証型の保険に入りました。医療保険とあわせて2万円/月ですが、毎月一万円貯金すると思えばありかな、ということで。

保険って、結局自分の安心をお金を出して買うものだと思っているので、少なくともそういう観点からは、自分が得たかった安心以上のものを予想外に安く手に入れることができて満足しています。
とりあえず、しのに会えない状況で死ぬことが会っても残されたしのの経済的な心配をしなくても良くなりました。^^;


ちなみに、しのは今は単に僕の恋人という立場なので保険金の受取人には指名できず、僕の母親を受取人にして、母親に僕に何かあったら保険の請求と保険金をしのに渡してくれるように頼んでいます。来年くらいにしのの国で同性婚の手続きを済ませて、その後に受取人変更の手続きをしますが、保険会社に受け入れられるかどうかは書類をみせてみないとわからないみたいです。その辺りの保険会社とのやりとりまでFPが面倒見てくれるというので、相談して良かったなーと思った今回でした。

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親戚付き合い [ちょっとまじめに]

昨日くろすけ父方の親戚の集まりに顔を出してきました。
去年祖父が入院したこともあるし、就職やら結婚(?)の報告をしたかったりしたので。
しのは寝正月を楽しみたいということで、はじめは僕がひとりで行くつもりだったのですが、年末に一緒に食事をしたときにくろすけ父がしのを誘ったのと、ぼくもひとりではつまらないということで(酷)、しのも連れて行きました。
ホラ、これから葬式とかいろいろのときに僕だけで参加するのも嫌だしー。。

居間の扉を開けて、後ろから付いて来たしのを

「○○さんっていって、僕のお嫁さんです。」 <さすがにちょっと緊張

と紹介しました。

「えー、本当にー?」とか「お前いつ男になったんだ」とかザワザワしつつも、「まあ座れ」「まあ呑め呑め」「食え食え」といった感じで日本酒をつがれまくるしの。
あ、そういえば叔母が「前にはなしてた看護婦さん?」とか聞いていたので、女が好きだというはなしは以前にしていたらしい。^^;

そのうちに箱根駅伝が終わって、叔母にいわれてあらためてしのを紹介をしました。

しのの経歴を紹介すると、
「多才なのねー」「それでお前は日本酒持って何度も外国に行ってたのか」(何故かそんな情報が漏れていてしのは酒飲み認定されてました^^;)「まあ呑め呑め」
、、まあそんな反応でした。父親が嫁舅仲の良さをアピールしてたりとか。
そのうち、くろすけは若い頃酔っ払ってジーパンのまま温泉に入った、とか叔父に殴られた、とか暴露大会に・・。^^;
僕の酒の飲み方がすっかり大人しくなっていたので驚かれましたね;

僕としては、親戚一同にしのを見せびらかすことができてとても楽しい半日でしたが、しのはとっても疲れただろうと思います。どうもありがとう。










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親戚付き合いは無くてもまったく構わないと思っていますが、僕が一緒に酒を飲んで楽しい人たちなので、しのを一度紹介したかった。そういう僕のエゴに付き合ってもらったという話でした。感謝感謝。
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目的なんていらない [ちょっとまじめに]

葉の茶さんの最新の記事を読んでぼちぼち考えたことなど。

目的を持たないで一緒にいれる人って大事なのかもしれない。よく人生相談なんかで

「結婚をすれば幸せになれると思っていた」
「子供を産めば幸せになれると思っていた」

という現在の不幸を嘆く相談があるんだけど。もしかして、こういうことを相談する人たちの不幸の源は、目的を持って誰かと関係を持ったからかもしれない。結婚をすることが目的であれば、その目的を達してしまったらその目的を達成するために必要としたパートナーはもういらなくなるんだろう。

例えば、美人がいつまでたっても心を許せるパートナーにめぐり合えない場合、相手が「美人とヤルこと」「美人と付き合うこと」を目的にしているから、その目的を達成してしまったら必要とされなくなるからかもしれない。

医者っていうのは自分の病気を治すためにはどうしても必要なパートナーだけど、病気が治ってしまったらお別れなのと同じなのかも。病気が治っても医者に出入りしていれば、それは依存とかなんだとか言われるあまり好ましくない状態だろうし。

だから、だれかと関係を作り上げるとき、目的を達成するためにその人と関係を持たない、というのは大事なのかもしれない。あえて持つとすれば、一緒に幸せになり続けること、一緒にい続けること、みたいな進行形のふたりの目標を持つことなのかも。

一時期、自分の天職だと思えることをしていて少々野心的な目的や目標をいくつか持っていて。実はそのすべてを達成してしまったんですね。それに気がついたとき、その仕事に対する情熱がすっかり消えてしまいました。今でもあの10年は楽しかったし誇りに思っているけど、二度とあの仕事はしないと思います。
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ぼちぼち準備中 [ちょっとまじめに]

長々とお休みを頂いています。ゆっくりと通常に戻っていきたいです。とりあえず、お医者様と話をして、日本にいってゆっくりして帰って来てから投薬そのほかについてもう一度話し合うことにしました。わたしの現在の状況は「あれだけのトラウマ」を経験すれば「ごくごく予想される範囲内のリアクション」なのだそうです。この状況で投薬をすることに関しては、副作用とその効果のバランスを考えるとゼロサムになりそうな感じなので、それなら鍼や漢方や薬草などなどで現状を維持しましょう・・・ということになりました。去年と同じで、一旦、今いる状況を離れてくろすけのところで休めば、わたしの状況もかわるかもしれないし。

そういうわけでぼちぼち準備をしています。段ボール箱につめた荷物のほとんどが食料ってどういうことでしょうね(笑)。

さて。今話題のジョディー・フォスターの発言についてつらつらと考えて見ました。基本的に、異性愛VS同性愛という対立構造が嫌いな人なので、そういった立場からの解釈だと好意的に見ていただけるとうれしいです。

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いつも心の片隅で恐れていること [ちょっとまじめに]


誰かが、もし、何らかの理由でわたしたちのスカイプの会話やメッセンジャーの会話を盗聴したとしたら。30秒くらいでヘッドフォンを耳から引き毟って、




「課長! 俺は、こんな任務はやめさせてもらうぜ。け、ばかばかしくてやってらんねえや」




とかいって、辞表を提出すると思います。まあ、それくらい、すき、だの、あいしてる、だの、ちゅ、だの、いい年をした二人が言いまくってるわけです。



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