出会ったころはこんな日が来るとは思わずにいた。/そのほかどうでもいいこと [くだらないたわごと]
「オリビアを聞きながら」がいまだにけっこう好きです。チューリップの「サボテンの花」と並んでわたしの鼻唄ランキングの上位に入っている曲です。もうひとつあるのは、昭和50年代にNHK第一の「連想ゲーム」の直前に流れていたNHKラジオのプロモーションビデオ(?)に使われていた曲で
すこしだけ心が~擦り切れて~きたから~
ほにゃらら~ほにゃらら~
旅でもしようか~
道連れなんか要らない
歌がひとつあればいい
明日はいずこの空の下
という歌で、若いにーちゃんがラジカセを担いで緑の山の谷間の無人駅に立っているんです。これ、誰か知っている人いるでしょうか?…きっとだれも知らないよね。わたしひとり、ばーさんなのよね。しくしく。この曲はすごく好きで、だれが歌っていたのか、題名はなんなのか、果たしてiTuneでダウンロードができるのか…知りたいんですけど。
この曲とビデオのイメージがわたしのその後の人生に与えた影響はとても大きいです。大学のときは無人駅で寝ながら(風呂に入らずに)旅行をするという大胆不敵なことをしていたのですが、その原風景にこの曲があったことは否めません。シュラフと硬いコンクリの床、無人駅のプラットフォームから見る朝焼けと朝の空気の冷たさ。あのころのわたしの青春の後姿を人はみな忘れてしまうのね~。そうね、22歳になればすこしずつ臆病者になるわ、なぜかわかる、あなた。でも、あの時見ていたまっすぐに続いていく線路は、君の心へ続く長い一本道でいつもわたしを勇気付けてくれていた。
…という、年寄りの思い出話はどうでもいいんです。
今回、日本に帰ってけっこういろんな人に会いました。そのうちの何人かはわたしが結婚をしていたときからの知り合いで、くろすけとのことも全部知っている人たちです。その友人達が口をそろえて(マカロニほうれん荘のトシちゃんが分裂した小人さんたちが一斉にひし形の口になるのをイメージしてください)
「しの、めっちゃ幸せそう」
というんです。たしかに、わたしはいまとっても幸せです。不思議なくらい。根拠のない罪悪感もいわれのない劣等感も矮小感もないです。くろすけに言わせると、感情的にもとても安定していているそうです。
くろすけと出会ったころは、確かにわたしは不安定でほんの小さな出来事で傷ついてパニックを起こしてお酒を飲んではどろどろしたものをぶちまけていました。あのころ、自分のうつが良くなることがあるとは思っていなかったし、こうやってくろすけを一生傷つけ続けていくんだろうかと思うと「ぼんやりした将来への不安」に飲み込まれて本当に自分が嫌になっていました。
こんなに穏やかに幸せな日が来るとは思っていませんでした。
くろすけ、ありがとうね。北の小熊のサーシャに命を狙われてyuリーノフにひとりで逃がしてもらうから、粗大ごみに出しても涼しい顔をして生き延びてまた会いに来てくれるって確信が持てる人に会えて本当によかったよ。
↑すこし、言い訳はいってます。笑。
そういえば、「22歳の別れ」(上で適当に引用しているのはアリスの曲で22歳の別れじゃないです)で、誕生日に22本のろうそくを立ててますが、あれしたらかなりかなりケーキが燃えそう。イメージとして美しくても、現実的にはちゃんちきおけさになるものを冷静に見ることができるようになった自分に気がついたとき、大人の階段を上ったなーって思うのです。ガラスの靴なんか履けたもんじゃないですよ。はい。
追記: だめもとで調べてみたら、いやあ、ネットってすごいですね。「道連れなんかいらない」の歌は大塚博堂という人が歌っていた「旅でもしようか」という歌だそうです(こちらなど)。歌詞を読み返すとやっぱりいい歌ですね。メロディーもいいんです。「ひとりでも生きられる ふたりならなおいい」っていうのがいいな。
YouTubeすげー。あった。笑。うれし。
すこしだけ心が~擦り切れて~きたから~
ほにゃらら~ほにゃらら~
旅でもしようか~
道連れなんか要らない
歌がひとつあればいい
明日はいずこの空の下
という歌で、若いにーちゃんがラジカセを担いで緑の山の谷間の無人駅に立っているんです。これ、誰か知っている人いるでしょうか?…きっとだれも知らないよね。わたしひとり、ばーさんなのよね。しくしく。この曲はすごく好きで、だれが歌っていたのか、題名はなんなのか、果たしてiTuneでダウンロードができるのか…知りたいんですけど。
この曲とビデオのイメージがわたしのその後の人生に与えた影響はとても大きいです。大学のときは無人駅で寝ながら(風呂に入らずに)旅行をするという大胆不敵なことをしていたのですが、その原風景にこの曲があったことは否めません。シュラフと硬いコンクリの床、無人駅のプラットフォームから見る朝焼けと朝の空気の冷たさ。あのころのわたしの青春の後姿を人はみな忘れてしまうのね~。そうね、22歳になればすこしずつ臆病者になるわ、なぜかわかる、あなた。でも、あの時見ていたまっすぐに続いていく線路は、君の心へ続く長い一本道でいつもわたしを勇気付けてくれていた。
…という、年寄りの思い出話はどうでもいいんです。
今回、日本に帰ってけっこういろんな人に会いました。そのうちの何人かはわたしが結婚をしていたときからの知り合いで、くろすけとのことも全部知っている人たちです。その友人達が口をそろえて(マカロニほうれん荘のトシちゃんが分裂した小人さんたちが一斉にひし形の口になるのをイメージしてください)
「しの、めっちゃ幸せそう」
というんです。たしかに、わたしはいまとっても幸せです。不思議なくらい。根拠のない罪悪感もいわれのない劣等感も矮小感もないです。くろすけに言わせると、感情的にもとても安定していているそうです。
くろすけと出会ったころは、確かにわたしは不安定でほんの小さな出来事で傷ついてパニックを起こしてお酒を飲んではどろどろしたものをぶちまけていました。あのころ、自分のうつが良くなることがあるとは思っていなかったし、こうやってくろすけを一生傷つけ続けていくんだろうかと思うと「ぼんやりした将来への不安」に飲み込まれて本当に自分が嫌になっていました。
こんなに穏やかに幸せな日が来るとは思っていませんでした。
くろすけ、ありがとうね。北の小熊のサーシャに命を狙われてyuリーノフにひとりで逃がしてもらうから、粗大ごみに出しても涼しい顔をして生き延びてまた会いに来てくれるって確信が持てる人に会えて本当によかったよ。
↑すこし、言い訳はいってます。笑。
そういえば、「22歳の別れ」(上で適当に引用しているのはアリスの曲で22歳の別れじゃないです)で、誕生日に22本のろうそくを立ててますが、あれしたらかなりかなりケーキが燃えそう。イメージとして美しくても、現実的にはちゃんちきおけさになるものを冷静に見ることができるようになった自分に気がついたとき、大人の階段を上ったなーって思うのです。ガラスの靴なんか履けたもんじゃないですよ。はい。
追記: だめもとで調べてみたら、いやあ、ネットってすごいですね。「道連れなんかいらない」の歌は大塚博堂という人が歌っていた「旅でもしようか」という歌だそうです(こちらなど)。歌詞を読み返すとやっぱりいい歌ですね。メロディーもいいんです。「ひとりでも生きられる ふたりならなおいい」っていうのがいいな。
YouTubeすげー。あった。笑。うれし。
明るいメロディーだね。しのって罪のないメロディー(?)が好きなんだね。
しかし、他人とふたりで生きていきたいと思ってる人間がこんな明日どこともしれぬ旅に出ちゃあかんでー、と思ってしまう僕は大人の階段のぼったなー(正確にはしのに首根っこつかんでひきずりあげられたって感じだけど)・・。
そのうちしのがひとり旅をしてたところに連れていってね。
by くろすけ (2008-08-07 08:26)
あちゃー。せっかくビデオがあったと思ったけど、This video is no longer avairableだってー。しくしく。まあいいや。この歌が入ったCDを買ったから。
そうだよね~。愛しいあの人がいるのに、なんもいわんでいなくなって能天気に「手紙でも書こうか~」なんていってたら、「いってるだけで書くつもりもないやろ、このボケカス!」って思っちゃうね(爆)。まあ、ほら、時代背景が時代背景だから。ネットも携帯電話もないときですから。テレフォンカードもまだそんなに普及してなかったんじゃないかな。
by しの (2008-08-07 17:36)
見つかって良かったですねー。
青春エンドレスメドレーにウケてます。いい曲ばかりねえ。チューリップ、大好き。解散コンサートにも行きましたよ。あ、一回り歳上の人と。(←重要。そして見栄。)
しのさんが幸せな顔でいること、お友達も嬉しかったでしょうね。
◇◇◇◇ ←くち
by ERI (2008-08-08 13:42)
> ERIさん
ビデオが見つかったと思ったら、翌日には削除されていました(涙)。まあ、CDが今日発送されたらしいので、ついたらくろすけにファイルにして送ってもらいます。
青春の曲だよね~…。いい曲ばっかりだよね~。
チューリップのコンサートに一回り年上の人といったんだ~。ほぉほぉ。
チューリップは2222年ピクニックにちなんだピクニック形式のコンサートがあってそれにいきたかったなー…。2222年に空はまだ青いかな…。
by しの (2008-08-09 00:47)
『北の小熊のサーシャ』ってかわいすぎて殺し屋にはなれなくない?(笑)
『ムーシカミーシカ』みたいな感じ?
by saiーヴァノフ (2008-08-12 20:14)
> saiーヴァノフさん
ねー。北の小熊、なんて素敵なのかしらって思っていると、熊の優れた殺傷能力を発揮するという…。ゴルゴ13みたいに見た目殺し屋じゃないのに凄腕っていうのがびっくりです。きっと、ムーシカとミーシカも…。
by しの (2008-08-14 00:21)