なんだかなー・・・ [くだらないたわごと]
海の波を見ていると、小さい波、小さい波、小さい波、すごく小さい波、もっと小さい波、突然大波、みたいな感じで波がくるんですね。普通に小さい波は穏やかなのですが、すごく小さい波になると少し違う感じがします。なんというか、小さいのは力を放出するタイミングを逃しているからうまく大きくならないだけで、その放出されなかった力はどんどん水の中にたまっていっている、というような不穏な感じ。
なので、波がばんばん砕けている嵐の海は爽快だし怖くありません。穏やかな波が砕けているときは眠気が誘われます。でも、不規則に波が打ち付けている曇り空のしたの海、ことにとても小さい波がしょぼしょぼと続いていると、その欲求不満さのネガティブなものを感じて胸の中がざわざわとします。
ここ数日、そんな感じでした。それで、そのざわざわを空騒ぎで放電させようとしたりしていたのですが。うまくいかないもんですね。
くろすけ家のちょっとした誤解 [好き]
今日、くろすけの弟から荷物が届きました。お酒4升♪ ありがたやありがたや・・・。
いつも姉がお世話になっています、ということのようです。このくろすけ弟、今のご時勢に珍しく、海外旅行もしたことがなく、女遊びをするわけでも、夜な夜なクラブをはしごして遊びまわるでもなく、まじめに仕事に励み、なかなか見所のある青年です。不思議なことに彼女もいないんですよね。けっこうハンサムなのに。背も高いしね、ほっそりイケメンですよ。絶品の20代前半。新品(たぶん)。そういうわけで、よろしければどなたか、お婿にいかがですか・・・っていうのはどうでもいいんだけど。
どうも、くろすけのめんどうをわたしが見ている、くろすけがわたしに世話になってる、という誤解がくろすけ家にあるようなのです。実際にはそんなこと全然ないし、むしろわたしのほうが世話になっているのですが(迷惑をかけているともいう)。
そういうわけで、くろすけ家の人々はわたしが日本に行くたびに食事に誘ってくださったり、いろいろとたくさん親切にしてくださいます。
とりあえず、失礼ですがメールでお礼だけいいました。そうしたら、くろすけ弟からすぐに返事が来ました。無事に届いて何よりで、自分で住所を書いたので届くか届かないか心配だった・・・と。なんか、ほほえましいですね。わたしの住所は現地語表記なので(当たり前だが)、ちょっと見た目にはこんな変な住所ってありかよ??って感じなのです。以前、くろすけのところから自分宛に荷物を送ったとき、郵便局のおじさんと
「お、この住所は・・・」
「あ、すみません。○○国なので変な表記なんですがあってますから」
「ああ、○○国ねー。うん、あそこは変なんだよね」
なんて会話をしたことも。郵便局のおじさんが本当に知っているのか、それとも知ったかぶりをしていたのかは詮索しないが華。
そういう住所なので、くろすけがこちらに来ていたときに荷物を送ってくださったとき、一家全員で家族会議を開き、知り合いで娘さんが留学したことがあるという国際派の方に住所書きを依頼したのだそうです。そして、今回はくろすけ家の若手ホープのくろすけ弟が住所書きにチャレンジをした、ということのようです。丁寧な字で書かれていて、これなら郵便事情がいまいちのこの国でもまっすぐに届く感じでした。
ついでに、くろすけ弟にのみ過ぎないように、と心配までされてしまいましたわ。ほほほ・・・。最近は週にワイン一本くらいしか呑んでないんですけどね。
今夜は冷えるので熱燗かなー・・・。
Copenhagen [業務連絡]
もうひとつ映画の話を。
これはやっぱりイングランドにいたとき、2002年にBBCで放映されたもの。映画、というよりはBBC製作のドラマなのかな? もともとは舞台作品のようです。脚本がすばらしいです。英語が美しいです。
1941年、なぜドイツの物理学者ハイゼンベルグはナチの占領下のコペンハーゲンにボーアを尋ねたのか。さまざまな憶測が今でもささやかれている(らしい)歴史的事件を検証するドラマです。
なにがイベントなのかということやそのイベントの意味は歴史的に振り返ることでしか理解ができない。また、その意味もさまざまな多様な解釈ができるため、なにをもって真実とするのかというのは揺れ動き続ける。そういうナラティブに対する分析哲学の考え方が物理学の理論とともに語られます。
すごいわたしの好みのドラマです。
原作になった舞台の脚本も読みました。ドラマでは残念なことに省略されていた最後のシーンのハイゼンベルグの独白(ドイツ降伏直後のこと)がものすごく感動的でした。
学問と政治と歴史の流れとそこに生きる人間の姿が大きな俯瞰的視点から描かれています。それと同時に、ボーアとハイゼンベルグの関係(そこはかとなく同性愛のにおいがします)、ボーアと妻の関係、マルグレータがハイゼンベルグに抱く嫉妬、そういう内面的な感情も抑えたトーンで丁寧に描かれています。
くろすけに会ったころから、このドラマを是非くろすけと一緒に見たかったのです。が、BBC製作なのに北米バージョンのDVDしか出ていないのはなぜ? 日本では公開されていないようで入手不可能のようだし。
そういうわけで、くろすけが今年の4月5月にわたしのところに来ていたときのために買っておいて一緒に見ました。ときどきくろすけが語られている物理理論を解説してくれたり(それでもう萌え萌えですがな)、わたしが英語を解説したりしながら仲良く鑑賞しました。
俳優はニールス・ボーアの役にStephen Rea。この人は本当にいい役者です。しかもボーアにそっくり。メイクとかもあるとは思うのですが、演技力でここまで似せることができる、というのはすばらしい。
ハイゼンベルグ役はDaniel Craig。最近は007役で有名ですね・・・。この人はLayer Cakeで名前のない主役をしていましたが、その役も上手だったなー。くろすけに言わせると、ハイゼンベルグとしてはかっこよすぎでにやけすぎ、とか。笑。
マルグレータ役はFrancesca Annis。シェークスピア劇の女優さんとして有名です。くろすけと二人で、毅然とした彼女の様子に萌え萌えです。わたしはこういう女性になりたい。この人がレイディ・マクベスをした舞台なんかすばらしかったでしょうねー。
もし、舞台でも映画でも日本でも公開されてみる機会がありましたら、絶対にお勧めです。あ、でも、限りなくわたしの萌えに走っているので、そのあたりはご容赦ください。
http://www.pbs.org/hollywoodpresents/copenhagen/index.html
↑インフォーメーションページがありました。
Aimee and Jaguar [業務連絡]
mioさんのところで映画の話が出てて、急に思い出したドイツ映画。
Aimee and Jaguarという女性同性愛の映画です。1999年の映画だから、まだイングランドにいたとき、くろすけと出会うずっと前(そんなときがあったと信じられないけれど)、たぶん大学のシネマシアターで見たのではないかと思います。
とにかく重い映画だったし、息苦しくなるような感じがしたのを覚えています。それでも、自分から能動的に人を愛することに目覚めるLillyに対してなんともいえない想いを抱いたのを覚えています。それを今になっていろいろということはできるけれど、まあ、なにも言わないのが華でしょう。
映画の内容については上記のリンクを参考にしていただくとして。
FeliceがLillyの目の前で連行される最後のほうのシーンでLillyがなにも言えずにいるシーンは胸が痛くなるようでした。
でも、なにより、わたしがこの映画で記憶に残っているのは、Lillyが人妻だし、子供もいるし、おまけにたいして美人でないことなんです。めがねをかけていて、おばさんっぽくて魅力的じゃなくて。なのにFeliceがありとあらゆる危険を冒してでも彼女に恋をするんです。それが今でも心に強く残っています。
日本では公開をされていないようですね・・・。Amazonでも売っているのは北米バージョンのようです。どうしよう、欧州版を買っていきましょうか、くろすけ?
わたしは永遠なんていらないわ。今この瞬間がほしいのよ。
いつも心の片隅で恐れていること [ちょっとまじめに]
誰かが、もし、何らかの理由でわたしたちのスカイプの会話やメッセンジャーの会話を盗聴したとしたら。30秒くらいでヘッドフォンを耳から引き毟って、
「課長! 俺は、こんな任務はやめさせてもらうぜ。け、ばかばかしくてやってらんねえや」
とかいって、辞表を提出すると思います。まあ、それくらい、すき、だの、あいしてる、だの、ちゅ、だの、いい年をした二人が言いまくってるわけです。
ねこもいろいろ・・・ [くだらないたわごと]
か、かわいい・・・。
それに比べて。
・・・なぜ。なぜ、うちの子は・・・(T。T)
姑のように文句ばっかり言ってくるんです。
そうめんの思い出 [追想]
しのとはじめて会った7月、しのは義理のお母さんの介護と日本の暑さに疲れ果てていました。
微熱がさがらず、食欲もないしののことが僕はとても心配で、ほとんどない料理のレパートリーを総動員させて、お茶漬けを作ったり雑炊をつくったりしていたのですが(<料理?^^;)、ある日、どちらが言い出したのか、そうめんが食べたい、ということになりました。
僕が近所のコンビニで素麺を買ってくると、そんなのわざわざ作ってもらうの悪いよ、としのは遠慮していましたが、
大丈夫だよ。茹でて醤油かけるだけだから。
僕の言葉に、しのは何も言わずに一緒に台所に立ち、卵をときはじめました。
僕はそれまで素麺は茹でたてに醤油をかけて食べていたのですが・・しの的にはそれは論外だったようで、ちゃっちゃと錦糸卵を作り、みょうがを刻み、めんつゆをつくり・・僕が茹で時間を計っている前でささっと脅し水をして麺もできてしまいました。
鮮やかな手つきに僕は呆然です。
はっと気づいたら食卓にはきれいに盛り付けられた素麺が。
具沢山の素麺はもちろんそれ自体とてもおいしいのですが、僕にとっては錦糸卵が一瞬にしてできあがったりとか、みょうがを刻むとかそういったしのの一連の機能美を備えた動作が非常に感動的で、じーん・・となって食べたのでした。
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先日しのが教えてくれたつくり方でにゅうめんを作りました。
僕は醤油好きなので醤油も少し足しましたが、塩加減が絶妙でおいしかったです。
なんだか無言のプレッシャーを感じたもので、一応ご報告まで。^^;
うまきもの・・・ [オトナのどうぐ]
わたしの酒の師匠は若山牧水だ。
・・・なんていっても、別に若山牧水に詳しいわけでもなんでもないです。中学校のときに若山牧水の「白鳥は」の歌に惹かれ、本屋さんで若山牧水歌集を買いました。確かに若いころの痛いくらいの青春の歌もよかったのですが、中学生のわたしは彼の酒関係の歌にいたく心を惹かれました(そのころからおっさんやったんやなあ・・・)。
肝臓を患って呑めなくなって、でもまあちょこっとだけ呑んじゃう歌とか。
うまきもの心にならべそれこれとくらべまわせど酒にしかめや
なんかを読んで、ほほぉ、と思ったり。
やはり有名な歌は
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり
でしょうか。今でも酒は静かに呑むもんだと思っていますので、居酒屋に行ったり、大勢でわいわいと騒ぎながら呑んだり、というのは自分としては不本意なような気もしています。カラオケとかもなんとなくあれなので、そういえば行ったことはないですね。つまみも基本的には無しです。一気飲みとかそんな酒に失礼なことをするなんて、師匠に代わってお仕置きよっ(セーラームーン調でお願いします)。でも、くろすけと一緒に呑んでるとなんだか二人で騒いだりもしています。笑。
で、まあ、ボジョレーヌボーを買ってきまして、本日(11月21日)の「ひとりごと」でぶちぶち言っていたりするんです。
お酒を呑む人の上から目線で、酒を飲まない人はわかんないよなー、みたいな感じになったりもします。でも、酒は毒の水でもあるので、アル中などになって親しい人や愛する人に迷惑をかけるような呑み方はつつしみたいものです。飲酒運転など殺人行為です。また、師匠のように43歳で肝硬変で永眠、なんてことになってくろすけを悲しませたくないです。自戒、自戒。
そんなわたしですが、若山牧水の歌の中で今でも心の中に持っているのは、次の破調の歌です。
出づるな森を、出づるな森を、死せるごときその顔を保て、出づるな森を
にゅうめん、食え。 [業務連絡]
用意するもの
そうめん 1把
卵 1個
出汁の素 小さじ1
鍋に300ccの水
冷水100cc
準備: どんぶりに卵と出汁の素をいれよく解きほぐしておく。
1) 鍋で300ccの水を沸騰させる。沸騰したらそうめんを投入。
2) 水が再び沸騰したら、冷水約3分の1を入れる。これ、脅し水。脅し水を3回繰り返す。
3) 3回目の脅し水のあと、水が再沸騰したらゆで汁ごとそうめんをどんぶりに一気に入れる。
4) 全体をくるくるっと混ぜて出来上がり。
*よく沸騰したゆで汁ごとそうめんを入れるので卵が半熟になります。
包丁で何かを切るのがいや、そうめん汁を作るのに味見をするのがめんどくさい、鍋をいっこで済ませたい。そういうわがままくろすけのためのにゅうめんレシピです。塩味はそうめんからでる塩味で十分いけます。
ちなみに、そうめんをゆでる時ってゆで時間は考えず、脅し水を2回して三回目の沸騰で水切り水洗いをしませんか? にゅうめんのときはちょっとやわらかめでもいいかなと思うので脅し水を3回しましたが、2回でもいいかも。
子供のときは、脅し水じゃなくて、沸騰している水を落ち着けるために落とす「落とし水」だと思っていました。最近、脅し水であると急に気がついたので、入れるときに「うらうら~」といいながら入れています。
パンツ祭り委員会の攻防 [かなりふまじめ]
昨夜(僕にとっては今朝^^;)のはなし・・・。
昨夜はしのの息子さんが泊まりに来ていたので、音声ではなくてテキストで会話をしていました。
これはある遠距離恋愛中バカップルの記録です・・。
のろけ→駄話→付き合い始めの思い出というありがちな流れになっております。
しのは赤ワインを飲んでいて、僕は寝起き、とだけ付け加えておきましょう・・・。