かわいいなあ。 [艶色]
今朝、くろすけはとてもかわいかったです。はじめてでした。
そのあと、ふにゃふにゃになって12時まで寝てしまいました。
わたしには体力があることがわかったようです。ほほほ・・・。
深く夜に沈んで [艶色]
わたしを抱くときくろすけは冷静で、余裕しゃくしゃく。
ちょっと意地悪にやさしく笑いながら
耳にいろいろとささやいてくる。
でも、ときどき、くろすけも余裕をなくしている・・・ことがあるのを知っている。
知っている・・・記憶に残っている・・・?
どちらも正確じゃないな・・・。
息もつけずに翻弄されたあと
記憶の空白と
淡く甘い余韻がくろすけがそうだった・・・とあとになってから語ることを許している。
覚えていることができないその時間を
呪術のように呼び返してみよう・・・と
深く夜に沈んで、静かにひとり、脚を開く。
しの
たなばた・・・ [艶色]
出来すぎみたいにね、くろすけが会いに行こうかなって、メールしてきてね。
七夕の日に。
もう会わない・・・そのほうがいい・・・
どっちにしても、くろすけはわたしのことなんか好きじゃないんだ・・・
って思って。
いそがしいでしょ。
って、そっけなく返事した。
それ以上書くと、思いがけない言葉がこぼれそうで怖かった。
それで、メールを出してパニックした。
もう会えない。そう思うと。
それでいいじゃないか、一緒にいれないんだし。
そういう自分と
そんなの絶対にいや。
そういう自分がいて。
短いメールを送ったね・・・。
気がついたらくろすけの腕の中にいて。
体の一番深いところから
湧き上がるような
今まで感じたことのない悦楽に
おぼれていた。
悦楽の海。
深くてやさしくはげしい海。
そこに、真珠みたいな吐息を吐きながら
ゆっくりとおぼれていった。
くろすけがわたしをゆっくりと沈めていった。
気がつくと、タオルにくるまれて
くろすけがやさしく接吻をして
わたしに命を吹き込んでくれた。
******************
そうして、わたしは生きはじめたんだよ。
たなばた・・・ [艶色]
出来すぎみたいにね、くろすけが会いに行こうかなって、メールしてきてね。
七夕の日に。
もう会わない・・・そのほうがいい・・・
どっちにしても、くろすけはわたしのことなんか好きじゃないんだ・・・
って思って。
いそがしいでしょ。
って、そっけなく返事した。
それ以上書くと、思いがけない言葉がこぼれそうで怖かった。
それで、メールを出してパニックした。
もう会えない。そう思うと。
それでいいじゃないか、一緒にいれないんだし。
そういう自分と
そんなの絶対にいや。
そういう自分がいて。
短いメールを送ったね・・・。
気がついたらくろすけの腕の中にいて。
体の一番深いところから
湧き上がるような
今まで感じたことのない悦楽に
おぼれていた。
悦楽の海。
深くてやさしくはげしい海。
そこに、真珠みたいな吐息を吐きながら
ゆっくりとおぼれていった。
くろすけがわたしをゆっくりと沈めていった。
気がつくと、タオルにくるまれて
くろすけがやさしく接吻をして
わたしに命を吹き込んでくれた。
******************
そうして、わたしは生きはじめたんだよ。
いいなり・・・ [艶色]
急激な時間の変化についていけなくて、
ふらふらしている頭を抱えながら
残暑の中、くろすけと再会したね。
空港でも車の中でも恥ずかしくて、顔が見れない。
わたしの部屋についてからも、離れて座った。
とにかくシャワーを浴び。
でてきたらソファーの上でくろすけはごろごろしてて。
わたしの名前を呼びながら、そうっとキスをしてくれた。
照れながら、疲れているから昼寝すると
子供みたいな下手な言い訳をした。
添い寝っていいだしたのはどちらだったのか。
そして、明るい太陽の光の下で
くろすけに抱かれた。
深いところからこんこんとあたたかいものが
わきあがりわきあがり、
こんなにもくろすけを求めていた・・・とわかってもらいたかった。
でも、くろすけはいじわる。
自分で楽しんでこらん・・・
どうやっていたのか見せて・・・
恥ずかしくて、できずにいると
いうことを聞かない悪い子になったの・・・
って、やさしくやさしく聞いてくる。
言いなりになってしまう。
羞恥に身動きができなくなりそうになりながら。
しの
さらさらと・・・ [艶色]
くろすけは優しい目をしていじわるをいう。
自分で足を持ってごらん。
うっとりとやさしく微笑みながら、耳にささやいてくる。
そんなことできない・・・とあがらいながら、いつも言いなりになってしまう。
いうことは何でも聞くっていったでしょ。
低い声でくろすけはわたしの左耳にささやきかける。
満月の光で淡く照らされたベッドの上で、
くろすけの言いなりに足を持つ。
恥ずかしくても自分の腕の陰に隠れることもできない。
露わになったわたしをくろすけは翻弄する。
何度も達して、許しを請うけれど
許してはもらえないまま
時間の経過もわからなくなる。
気がつくとくろすけがやさしくなでてくれている。
声を出すのも億劫で、
火照った体を冷ましたくとも
水を汲みに立つこともできない。
くろすけはやさしく水を飲ませてくれる。
くちうつしに冷たい水がのどから胸を
さらさらと冷やした。
******************
満月を見に行ったあとでね・・・。
しの