鞍馬のお代官様 [好き]
くろすけと週末に旅行に行きました。
基本的にはわたしが友達に会うのにくろすけを引きずり回した形になるのですが。でも、狙いは、京都でわたしにとって思い出深いいろいろな場所にくろすけを連れて行くことです。
まずは、「わびすけ」。そこの「いもねぎ定食」を食べ。イノダ本店でコーヒーとナポレオンパイを。両方ともまったく変わっていなくて感激でした。
四条木屋町のソワレにも行きました。
泊まったのは鞍馬です。
鞍馬はいろいろと思い出深いところです。さらに、鞍馬に行く出町柳から出ている叡電が大好きなのです。あのローカルさ、生活に寄り添った感じが好きで。くろすけと一緒に乗りたかった。
せっかくだから、温泉もあって、お料理も会席が出るところがいいなーって選んだ旅館。鞍馬駅のすぐ前のところです。とてもいいところでした。お料理もおいしくて。温泉も大浴場ではないけれど、入る時間を決めておくと貸切になるようにしてくださったので、くろすけと二人でゆっくりと。泡踊りとかパイ摺りとかしていました(笑)。
どんな感じかなー、気持ちいいかなー?って好奇心で満々の二人。ちょっとちょっとやってみようよーって感じで。なかなかいいもんでした。
そして、部屋が!
普通の客室ではなくて、本館の二階のたぶん、宴会なんかに使う10畳二間続きの部屋で。はじめに通された部屋で、お食事やお薄をいただいたのですが。隣の部屋との隔てのふすまを、からり、と開けると。
隣の部屋には布団が敷かれているー。
しの: 「おおー。お代官様と越後屋しちゅえーしょーんー!」
くろすけ: 「あー、もうー。しのはー。すぐ興奮してー」
し: 「いいじゃんー。お代官様ごっこしようよ~」
くろすけもなんだかんだいって乗ってきます。
く: 「越後屋、お前も悪よのう…むふふ」
し: 「いえいえ、お代官様にはかないません。このように用意してございます…」
などなど遊んでいると、くろすけが聞いてきました。
く: 「で、村の生娘はどこ?」
し: 「ええとー、いないからー…」
く: 「ええー、いないのー? それが楽しいのにー」
くろすけ、文句を言います。
し: 「あ、だからさ。ほら、お代官様と越後屋でさ。
『このように用意をいたしました、お代官様』
『越後屋…良いのか…』
『お代官様…え、越後屋は、もう、ずっとお代官様を…』
『み、みなまで言うな、越後屋。わしもそなたを…』
『ああ…お代官様…』
『え、越後屋…かわいいぞ…』
って感じでどう?」
く: 「やだ」
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もちろん、ちゃんと仲良くしましたよん。
普段あえないから、こうやって一緒にいるときに仲良く仲良くできることって本当にうれしい。
いまはくろすけの部屋に帰ってきて二人でネットしたりお酒飲んだりしてまったりしています。すっかりくろすけの部屋が自分の家になっていて、
「はぁ~。やっぱり家がいちばんええわ」
って、人間の保守傾向を丸出しにしているわたしです(笑)。
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