巣作り [オトナのどうぐ]
わたしの家は廃屋ではないけれども、住み着いた当初は最低限のものしかなくてほとんどキャンプ状態でした。
食器なども買い揃えるのが面倒で、あちらこちらから適当に集めてきた食器を使っています。グラスはたくさんあるのですが(ガラクタ市でいろいろとごちゃごちゃ買い集めるのが趣味なもので)、なぜかワイングラスがないのでワインはタンブラーで飲んでるとか。笑。なべ釜類も適当に安いのを買っているので揃いとかではないです。
もともとはル・クルーセのものを一揃い持っていて、道具で料理の味が決まるとかほざいていました。でも、違うのね。笑。包丁も自分でせっせと研げばいい訳だし。
そんなことをいいつつ、台所だけは少々気合を入れてリフォームしてありますが。
人間ってものがなくても十分に楽しく暮らせるものだと思っています。
ないといえば、うちには時計(clock)がひとつしかありません。下の暖炉がある部屋にかけてあるものだけです。目覚まし時計もありません。台所はオーブンや電子レンジの時計があるのでそれでいいし。上は15年もののステレオセットがありその時計が目覚ましの役割を果たしてくれるし。ベッドルームに時計はいらないし。PCにも時計は付いてるし。
でも、先日、くろすけとふらりと出かけた町でとても感じのいい時計を見つけました。くろすけは買ってあげるといってくれたのですが、5000円ほどしてそれほど安いものでもないので、とりあえず少し考えることにしました。
帰ってきてから、くろすけが台所の壁のここにかければいいんだよ、と言ってくれて。言われてみると確かにそこにその時計があるのはとても感じがよくて。くろすけに甘えて買ってもらうことにしました。
さかなが振り子のように動きます。
こんな風にして、ふたりで相談をして少しずつものを買って、だんだん自分達の家になるのがとてもうれしいです。
ふたりのお気に入りの生活道具が増えていくのってうれしい。
僕が帰ってもしのは毎日この時計をみるんだろうなー、とかね。
by くろすけ (2007-05-05 23:55)
うれしいよね。
ふたりの生活が出来上がっていってるかんじ。
すこしづつね。
by しの (2007-05-06 06:14)