入院当日、手術前日

ずいぶん間が空いてしまいましたが、子宮筋腫日記、久々に更新です。





●入院当日。

入院のチェックイン(?)は13時。荷物を詰めたスーツケースなどを持って病院に行くと、やはりこれから入院っぽい方が何人かいて、意味もなく共感を勝手に感じていたり。

受付で入院をする病棟を聞いて病棟のナースステーションに行きました。そこで、院内の説明を受けて自分のベッドへと案内されました。

病室は四人部屋で、トイレと洗面台が付いています。ベッドの周りのカーテンはそれぞれきちんと閉じられています。ベッドごとにカーテンがぐるっと壁以外の二方を囲んでいました。今まで入院した病院は隣とのベッドの境目のカーテンは共有をしていて結構気を使っていたのですが、こういう形だとプライバシーも守られるし、隣の気配も感じにくくなるのでいいなーという感じです。また、どうも原則としてカーテンは閉じたままにしているようでした。以前に入院したところは看護師さんが有無を言わせずカーテンを開けてしまうので、昼間もゆっくりできずに気を使ってしまっていやだったのですが、それもない様子でほっとしました。

どうも、入って向かって左は全身麻酔の手術を受ける人用(酸素が来ている)、右は抗がん剤を利用している人用、窓際のベッドは術後の回復期の人または脊髄麻酔のみの手術の人用、と分けられているようでした。よって、わたしは廊下側左のベッド。移れるようになったら窓際に移りたい、とリクエストを入れました。

それぞれのスペースは4畳半くらいかな。冷蔵庫とテレビがついている棚が付いていました。テレビと冷蔵庫は有料。

ベッドのところでくろすけとグデグデしていると看護師さんが来て、血圧と体温チェックおよび採血。その後、主治医からMRIの写真を見せてもらい、手術について説明を受けました。びっくりするくらい大きい筋腫で、これは腰も痛くなるわ、という感じ。内診もあり。

同意書やらなんやらにサインをしたり、事前に用意した書類を提出したりと事務手続きもいろいろとありました。

病院の食事は血圧の関係で減塩食。減塩なのは苦にならないです。野菜に何もかけずに食べることは全く平気。でも、減塩しょうゆはまずかった…。調理も減塩しょうゆや低ナトリウム塩を使っているらしく、味が変。この減塩代替調味料に入院中は苦しめられました。味が変なんですよね、減塩調味料は。どうせなら、お酢やレモンを使う、だしをしっかり効かせるなどしてほしかった。

面会時間が終わる前にくろすけは帰っていったのですが、非常にさみしかったです。

消灯時間は9時なのですが、10時くらいまではテレビを見ていてもOKとのことでした。

睡眠薬を飲んだのですが、同室にいびきがものすごい人が一人いて、さらに廊下の常夜灯が部屋の出入り口の真ん前にあるため、光が室内に差し込んでいて明るくて何度も目が覚めていました。さらに、ナースステーションが同じ廊下の並びにあるので、ナースコールがなるたびによく聞こえてそれでも目が覚めていました。



●手術前日

よく寝れなかったにもかかわらず、病院の朝は早くて朝6時半に部屋に電気がついて、検温、血圧、などなど…。おちおち寝てられません。

周りの人たちが看護師さんとする会話が聞こえてきちゃうのですが、抗がん剤治療のための3回目の入院だったり、糖尿性腎症で大腸がん、など、重篤な人が多かったです。なんだか申し訳なく思ってしまいました。だって、わたしは健康だから(子宮筋腫あるけど)。

午後にくろすけが来て、主治医からもう一度チェックを受けて、その後麻酔医師からの説明を待っていたけれど、忙しいので遅れる、ということで浣腸を済ませることに。以前に迷走神経反射のような症状を起こしてえらい目にあったことを事前に説明して、できれば下剤で済ませたいと話していたのですが、いろいろなリスクを考えて浣腸をしたほうがいいだろう、ということになりました。

で、案の定、迷走神経反射を起こして、血圧が一気に40くらい下がるわ、脳貧血のような症状を起こすわ、体中から冷や汗が噴出して床にぽたぽた垂れるわ。えらい目にあいました。おかげで、術前にもう一度する浣腸は中止になりました。

その後の麻酔医師からの説明の際には、痛みどめで過剰反応をする可能性があること、モルヒネで悪心嘔吐の経験がある、ばんそうこうにアレルギー、とピンポイントで麻酔がやりにくい患者で申し訳なく感じてしまいました。医師からの説明は詳しくてしかも正確。質問にも的確に答えてくださってありがたかったです。今回の手術で一番心配なのが麻酔だったもので。人間の体はかなり丈夫で開腹の傷でどうこうなることはないだろうと思っています。が、麻酔だけは怖い。なので詳しく聞けて良かったです。

この日も夜はよく眠れませんでした。病院って本当に寝にくいです。

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