クリスマスディナー

クリスマスのディナーはなんといっても25日に食べるのだ。本当は昼に食べて、夜にコールドディナーとして残りを食べるんだけど、くろすけは仕事なのでそこのところは妥協する。本当は雉の丸焼きを作りたいんだけど、チキンで妥協しよう。パースニップという白いにんじんみたいな根菜のローストも欠かせないんだけど、それも手に入らないからカブのローストで妥協しよう。芽キャベツもなければならないんだけど、あんまり好きじゃないから買ってないのに気がついていないことにしよう。クリスマスプディングをナショナル麻布に買いに行きたかったんだけどないかもしれないから来年からイングランドから取り寄せることにして今年は妥協しよう。ピギー･イン･ブランケットというやっすい脂身で作ったソーセージをベーコンでくるんだものも必要だけど、あんなソーセージは日本では手に入らないからスタッフィングをベーコンで包んでそれ風にすることで妥協しよう。

…と、大人らしく妥協だらけのクリスマスディナーです(笑)。

で、今朝、買い物に行ってお昼からクリスマスディナーの準備をしています。

クリスマスプディングがないので、キング･オブ・デザートとイングランドで呼ばれているトライフルを作ることにしましたよ。本当に美味しいんだよね～。シェリー酒を入れるんだけど、できればラ・イーナがいいんだけど、そこのところも妥協してお菓子用のブランデーで。スポンジも自分で作るのはめんどくさいのでカステラで。

適当に切ったカステラをガラスのボールの下に敷き詰めます。その上にフルーツの缶詰をばら撒きます。フルーツの缶詰の汁に同じくらいの量のブランデーを混ぜてどばっとかけます。カステラがかけられたブランデー入り汁を吸ってぐちょっとなるのがポイント。ここで水分が少なくては美味しいトライフルはできません。

その上にカスタードクリーム。本当はレモンカードという卵にレモンと砂糖を入れて湯せんにかけたものを入れるんだけど、わたしはカスタードが好きなので。カスタードでしっかりとカステラとフルーツを覆い隠します。そしてその上に泡立てた生クリーム。生クリームに砂糖は入れません。砂糖が入ってる生クリームって嫌いなんですよね～。ケーキでもスポンジがすでに甘いのになんでクリームまで甘くすんのさ…。

生クリームもしっかりと広げてカスタードが見えなくなったらその上にスライスアーモンドを軽くローストして散らします。冷蔵庫で2時間くらいしっかり冷やして出来上がり。

早くくろすけが帰ってこないかな～…。