ばき ~はじめてあった日① [かなりふまじめ]
この前、メッセでくろすけと初めて会ったころの話で盛り上がった。
それで思い出したのだけれど。
はじめてあった日、かなり無計画に行く先だけ決めて二人で城ヶ島に向かった。
タンデムシートにまたがって、ちょっと考えた。今まで乗せられていたのは大型が多くて、そうするとつかまるところがあるんだけど。くろすけのバイクには細いベルトが一本あるだけでほかにつかまるところがない。
それで、右手でシートのベルトにつかまって、左手でシートの下のカバー(っていうの?車でいうボディーに当たるところ)をつかんだ。
不安定だ。とっても不安定。
走り出して、すぐにちょっとしたカーブがあって、よろ~っとしそうになって、左手に力が入った・・・。
で。
ばき
といういやな感触が左手に・・・。うげ・・・と思ったら、くろすけが停止して、
「落ちたら困るから、腰のここを持ってください」
(↑まだ敬語だったんだよね。笑)
素直に革ジャンの腰のところを左手で持たせてもらいました。しかし、落ちたら困るって、お前はわたしを落とす気かい!って心の中で突っ込みを入れていました。
その後、くろすけに気が付かれないようにそっとシートの下を確かめたんですが、目に見えるひびとか入ってないので、黙ってることにしました。
あの、ばき、という感触はいったいなんだったのでしょう・・・。
黙っててごめん・・・。
怒ってる? 怒ってる?
しの