花をてんこ盛り

昨日、ベールを仕上げて試着をしたりしていたのですが、どうにもさみしい。何かが足りない。やっぱり頭に何らかの何かを付けるべきではないか…という結論に達しました。

調べてみると、ボンネという未確認楕円形物体を頭に付ける、ティ･ティアラ(笑)を付ける、造花を付ける、あたりの選択肢があるようです。ティアラはないわ～…貴族でも王族でもないし。ボンネはよさそうだけどショートヘアーにはどうやって付けるか分からないし。

というわけで、造花のヘッドドレスを作ることに決めました。コームじゃなくてカチューシャにすればショートヘアーでも大丈夫でしょう。

再び、ユザワヤ。ユザワヤに行く前に三味線屋さんがありました。あー、しのび駒売ってるかも～。売っていたので買いました。これで三線を弾けるわ。

ユザワヤでくろすけのカマーベルト用の黒いサテンや接着芯、両面接着なんかも買って、わたしのヘッドドレス用のシルクフラワーもいろいろと見繕って買いました。


1時間もかからないでできました。制作費3000円弱。

はじめは針金がぐにゃぐにゃで大丈夫かな～と思っていたのですが、ワイヤーで固定して、そのあと布テープを巻いたら結構しっかりしました。頭に付けたら、もう、すごい｢花嫁さん｣です。笑っちゃうくらい。

くろすけと結婚をすると言っても、すでに一緒に暮らしているし、花嫁道具があるわけじゃなし、披露宴をするわけでもなし。なんだかAs a matter of factな態度でいたのです。でも、こうやって準備を始めると、あー結婚するんだな～と感慨深く、花嫁様気分が盛り上がってきました。



なんだか、最近このブログ、つまんないですね。笑。わたしが幸せ幸せいいまくってて。幸せのおすそ分け、なんてきれいごとだもんね。人の不幸は面白いけど、幸せは本当に面白くない。

すべて手縫いで仕上げております。

Civil Partnershipのセレモニーが2月の頭にあるわけだが、その時にドレスは着ないけれどヴェールはしたい、と思っていました。ジーンズの上に白い何かを着てヴェール、というカジュアルな格好でやっちゃおうと思っています。でもヴェールは付けたいんです。やっぱりツノは隠さねば。

それで、ヴェールを探していたのですが、高いですね～。なかなか気に入ったものもないし…。たかがチュールの癖に、なぜウェディングベールに変身した瞬間にここまで値段が跳ね上がるのだ、なんなのだ、このウェディング･インフレは。しかも、すべて手縫いで仕上げております、とか書いてあるけれど、手縫いってミシンで縫ってるんだろー、ミシンで。

ミシンがあればわたしだって自分で縫えるわい。

…だったら自分で縫えばいいじゃない！　ミシンはないけどさ。

というわけで、昨日、ユザワヤにてアイボリーカラーのチュールを140cm、ケミカルレース7m、透明糸を買ってきました。コームがなかったので、ハス向かいの東急ハンズでコームを買いました。

しつけは赤い糸でしてみました。それから、コームをつける部分にギャザーを寄せるのですがそこはサテンの布で隠すので青い糸で縫ってみました。Something blue。

チュールの裾には細いケミカルレースを縫いつけたのですが。これが大変でした…。赤い糸でしつけをして、そのあと透明糸で縫いましたが、とにかく時間がかかる。透明糸は蜘蛛の糸みたいで縫っていても縫い目が見えやしません(まあ、そのための透明糸なんだけどさ～)。ミシンがあれば30分もかからないのに、手でちまちまと縫いすすめ、一日かけて縫い上げました。



5000円もかからないでできちゃった。

これから結婚を考えてる皆さん、ヴェールは自分で縫うのがいいですよ～。ほんと、なんで結婚関係の諸々ってあんなに高いんだ？　ご祝儀相場ってやつかい？

さーて、これでセレモニーのときにSomething Newは洋服(新しいの買った)、Something Oldは真珠のネックレス、Something Blueはこのヴェールがそろいました。が、Something Borrowedがない。当日の朝にくろすけのパンツでも借りるかな～。

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追記
チュールは化繊なので静電気がものすごいです。なので、縫ったり切ったりする前に柔軟剤を多めに入れた水でさっと洗ってあります。

チュールはメートルあたり350円くらいで安いのですが、ケミカルレースがメートル500円以上と値段が高かったです。だから、裾に付けるのはサテンのバイアステープにするとか、ラッセルレースにするとか、切りっぱなしにするとかだともっと安くなると思います。

大根おろしは王道ですべし。

おいしいものは基本的にカロリーが高い。脂肪分も多い。それはよくわかる。そういうものを食べていれば、しばらくなにも食べなくても大丈夫だから。3日に一回くらいしかご飯が食べられない時代に

｢あたしぃ、炭水化物抜きダイエットしててぇ～｣
｢あー、それ、いいよね～。わたしはマクロビオティクス～｣

なんていっていたら、餓死一直線だ。

しかし、現在は飽食の時代。そしてわたしは料理が好きで人に食べてもらっておいしいといわれることに無上の幸福を感じるタイプ。とはいっても、作るものは地味なものが多いので

｢パーティーのおもてなし料理｣

というものはできないため、基本的に一緒に生活をしている人に食べさせることになる。それは今はくろすけである。で、くろすけにあれもこれも～と食べさせていたんだけど。去年は狂乱のすじこほぐしで魚卵ウィークを開催しコレストロールレベルの引き上げをしたり、野鳥とチーズ週間で動物性脂肪を大量摂取したり。もちろん野菜もたくさん食べていた。

でも、まあ、そういつまでもいいことは続かないわけです。祇園精舎の鐘、沙羅双樹の花。嗚呼。

そこで、心機一転して血管や心臓にいい献立を考えることにしました。何冊か本を読んでみると、基本は

1)　和食中心。
2)　味噌汁は具沢山に。
3)　ご飯は雑穀や玄米を取り入れる。
4)　野菜はサラダではなく温野菜で。
5)　レモンなどのシャープさで塩を減らす。
6)　卵、丸ごと食べる魚、レバーなどのコレストロールが高いものは気をつける。

サラダは実は余りたくさん野菜が食べられないしドレッシングがかなり脂肪分が高いので健康的でないことは知っていました。ほかのテクニックもたいして難しいことではない。ま、あとはレンコンにカリウムが多いとか、里芋のぬるぬるはいいとか、いろいろと学びました。

さらに、ブラウンのハンドミキサーを買ったので、ひき肉も肉を買って来て自分で作ることにしました。

今日はつくねバーグを作ろうと鶏の胸肉を買ってきました。ソースはみぞれソースが気候にもあってていいじゃありませんか。

鶏の胸肉の皮と油をとって玉ねぎ、寒天、塩、酒、醤油、なんかと一緒にチョッパーに入れてガガっとすれば種が出来上がり。ブラウンのハンドミキサーはいいですよ。バーミックスのほうがメジャーかと思いますが、ブラウンのほうが安いし泡だて器も兼ねているのでケーキ作りにも使えるし。

次はみぞれソースのための大根おろし。おろし金でおろそうと思って、ふと洗ったチョッパーを見て、これで大根もおろせるんではないか…と思い、大根をチョッパーに突っ込みました。

そこで、くろすけ帰宅。

｢ちょっとこれ、食べてみて～｣

とチョッパーで作った大根おろしをくろすけに食べてもらったら…。激まずでした。

万能に見える道具でもやはり万能ではない。太古からの道具がいまだに使われているのは理由がある、と悟りました。

大掃除・おせち・年越し蕎麦

去年の今頃はふたりの生活もまだ落ち着いていなくて、しのはあっちこっちで風邪をもらいまくって、大掃除は適当に済ませることにしたのでした。


今年はふたりの生活は何十年連れ添った夫婦のように落ち着いているので（笑）、しのが采配を振るって大掃除やらおせち作りやらをしました。
昨日は僕が床の雑巾がけと窓掃除、しのは家具を動かしてくれたりアンティーク家具のワックスがけをして、その後ふたりでおせちの材料を買い出しに行きました。
今日は一日しのがおせちを作っている横で、僕はちょこちょこ洗い物を手伝ったり風呂掃除をしていました。来年からしのが単車の後ろに乗るのが楽になるように、バイクの後ろにタンデムグリップをとりつけたり。


今はぴかぴかの部屋で、おせちも準備万端で、紅白を見ながら年越しそばを食べたところです。
紅白が終わったら近所のお寺に除夜の鐘をつきに行く予定。
典型的な日本の年の瀬を過ごせることに幸せを感じています。



皆様、来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。

これがわたしが好きな人

おせちを作るのにすり鉢が必要なので買いに行きました。すりこ木も買いました。すりこ木の商品名は

樹婦人

はー、つまらぬ駄洒落だのう、と思っていたら、くろすけがそれを見て

｢うわー、なんかエロティックな名前をつけるね～｣

と。

それを聞いてわたしは、寂しい未亡人がすりこ木で云々というよくあるアダルトビデオ奥様は痴女的なことを考えて、

｢くろすけ、いやらしい。まったく｣

と非難をしました。

｢えー、だってさ～。太宰治の『斜陽』の"お母様"がこれを使ってゴマをすっていたらすごくエロティックじゃん？｣

えっちな妄想においても一般庶民を抜け出せない自分の器の小ささと、なんだか突き抜けた妄想をしているくろすけのエロティシズムのレベルの高さに、今年もいい一年だったと思い返しています。

皆様、よいお年を。

メリークリスマス

クリスマスですね～。今日はこれからクリスマスディナーを作ります。クリスマスイブはくろすけが餃子を食べに連れて行ってくれました。ここ1週間くらい、餃子餃子とわたしがうるさく騒いでいたので。おいしかったです。

24日の昼間は仕事があったので、帰りにちょっと紀伊国屋によってベルギーの生チョコレート的なものを買いました。クリスマスにプレゼントをいろんな人にするときにめんどくさいとすべてチョコレートで済ますのですが、そのおかげでそれほど好きでもないのに山のようにチョコレートをもらっていたイングランド時代のクリスマスの話をしていて、くろすけがうらやましがっていたので。

でも、プレゼントはすでに買ってあるから、プレゼントとしてあげてもつまらないので餃子を食べて帰ってきたとき、くろすけが猫の相手をしている間にこっそりとベッドの枕の上においておきました。サンタさんのフリ。

そのあと、25日に日付が変わるまで待って、極小クリスマスツリーの下においておいたお互いのクリスマスプレゼントを開けました。くろすけには鍵をつけた部分がのびる皮のベルトホルダーをわたしとおそろいで買ってありました。

くろすけはわたしが欲しがっていたムーミン･コミックをプレゼントしてくれました。



子供のころかよっていたYMCAの図書館にムーミン･コミックがあって好きだったのです。その中でも特にムーミン谷がジャングルになってしまう話が好きで。トーベ･ヤンソンが描く暗くて奥行きがないのに果てしなく深くていろいろなものがうごめいているジャングルの様子が怖いけれど魅力的で。…なーんて子供のころは思っていません。大学在学中に中沢新一が描写するバリ島のジャングルの様子を読んでトーベ･ヤンソンの描いたジャングルを思い出し、子供のころに感じていた気持ちの正体がわかったような気がしました。それ以来、もう一度読みたいと思っていたのですが、なかなか機会がなくて。



そして、今回、くろすけは｢ジャングルになったムーミン谷｣が収録されている本を探して買ってくれたのです。うれしい。うふふ。クリスマスのローストをオーブンに突っ込んだら野鳥やジャガイモがローストされる間にゆっくりとゆり椅子に座って読むんだ。

バッグハンガー

そんなものの存在も忘れていたのだけれど、くろすけと一緒に見ているとあるブログでブログ主さんが自作のバッグハンガーの写真を載せていて、その存在を急に思い出しました。

わたしがまだ小さかったころ、確か母がバッグハンガーを持っていて自慢していたのも思い出しました。それはバッグを引っ掛ける部分はレ型の金具でできていて、丸いテーブルの上に乗せる部分は確か陶器で飾られていたような。ものすごく自慢をしていた割に、すぐにどこかに置き忘れてきて悔しがっていたのを覚えています。

そんな話をくろすけにしていたら、くろすけが欲しいというので探してみました。まあ、女性、しかもハンドバッグを持ち歩きそのバッグを椅子の後ろに置くと背中でつぶれるし床に置くと汚れるし、なーんて気にするような女性を主なターゲットとしている商品ですから、ほとんどのものはめちゃくちゃ"スウィーツ"な感じです。それはそれでいいけれど、くろすけが持つには似合わない。

一生懸命に探していたら、クロコダイル風の皮があしらわれているものがありました。それをクリスマスプレゼントにくろすけに買いました。しかし、届いたら、ポチのような瞳で今すぐ欲しいとねだられてあげてしまいました。

やっぱり便利だそうで、わたしも欲しかったのでくろすけに買ってもらいました。どんなのにしようかな～と楽○ショップを見ていたのですが、なかなかピンと来るデザインがなくて。くろすけと同じような皮があしらわれたものにしてくろすけLOVEとか名入れしてもらおうか、もうスワロフスキーのクリスタルてんこ盛りのにしようか、とか考えていたら。

ありました。買いました。届きました。



ステンレス好きのわたしの心をくすぐるアイテムです。かばんを引っ掛ける部分はレ型の金具ではなく使わないときはくるくるっと丸い部分にまきつけておくことができます。

早速、四月からの仕事の研修のときに持っていってかばんをぶら下げるのに使いました。とっても便利。失くさないように大事にしようっと。

くろすけ、ありがと。

棒鱈買った。

わたしは干し鱈が好き。で、棒鱈の含め煮はものすごく好き。あの素朴な味がいいですよね～。でも高いのでなかなか手が出ませんでした。

ちなみに、北欧(確かスウェーデン)ではルードフィスクという日本の棒鱈だか干し鱈にそっくりなものを食べるそうです(かなりの量がイタリアに輸出されるとも聞きました)。

で、イングランド暮らしをしていたときにスウェーデンの友人に

｢ルードフィスクを里帰りしたら買って来てくれ！｣

と50ポンドほど押し付けようとしたら、

｢おまえ、なんでそんなマニアックな食糧を知ってるんだ。んなもん誰も食わんわ｣

と鼻で笑われてしまったのも今では思い出したくない思い出。干物って万国共通で若ウケしないんですかね。わたしはあじの開きも塩サバも棒鱈も好きなんだけど。ほっけも。鮭トバも。ビバ干物。わたしもそのうち干物みたいなばばあになるんだ…。それで、この干物おいしいねってくろすけに食べてもらうんだ…(妄想)。

で、本日、日本の高齢者の聖地として名高いところにいきましたら、干し鱈(棒鱈ではなかった)が格安で売られていました。しかも2割引。ほくほくしながら買ってきました。

軽くあぶって食べるんだ…三匹もあるからたくさん食べられるんだ…。

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**私信**
Yさま、本日はお疲れになりましたでしょう。ごゆっくりお休みください。

久しぶりにお出かけ

土曜日はくろすけとアメ横へ出かけていました。

目的は三つ。

1)　わたしの面接用の黒い革靴を買うこと。
2)　銀杏をたくさん買うこと。
3)　ホタテの貝柱の干物を買うこと。

この三つの目的を同時達成できる場所としてアメ横が選ばれました。で、ついでにわたしは｢化粧をして一日外出ができるかテスト｣も実行しました。

フランス製の猫パターンの黒いカットソーの上に絹のワンピースを重ねて、化粧をして、ヘンリー･ムーア･インスティチュートで買ったチタンのハートのでかいピアスをして、4連のビーズのチョーカーと5連のブルー･トパーズのネックレスを重ねて…と結構久しぶりにフル･アーマードな感じでした。

靴はイタリア製のローヒールが買えたし、銀杏も1kg1000円で買えたし、ホタテも3500円のものを2500円におっちゃんが負けてくれたし、おまけにプリクラも撮ったりしました。そして化粧崩れもせずに無事に家に帰り着きました。

帰ってすぐにオリーブオイルで化粧を落としました。エクストラバージンは料理にも美味しいけど、化粧落としにも使えて便利な奴です。

そして帰る途中でしし唐やしいたけを買って帰ってきて、昨夜は七輪焼き鳥パーティーをふたりでしていました。熱燗が美味しかったです。｢試してガッテン｣でやってきた蕪の炭焼き(丸ごとは無理なので8等分して焼きました)が信じられない美味しさで、買ってきた銀杏も美味しいし。相変わらず土曜ワイド劇場は無理のありすぎる展開で笑えるし。

いい土曜日でした。

おまわりさん

先日、しのがなんとなく落ち込んで、「にゃあにゃあ」とないて（？）いました。
甘えモードでぐずってるなー、というのはわかるのですが、そのときはお茶を入れたりお酒を飲んだりでは機嫌が直らないようで、どうしたらよいかわからずに困りました。
そのときに、僕の頭に流れて来たのは「いぬのおまわりさん」です。
とりあえず、困ってるよ、ということを知らせようと「わんわんわん」といってみました。
そして、ふたりして気が付いてしまったんです。










おまわりよ、ないてないで仕事しろ…。



それ以来、どちらかがなんとなくぐずっていると、もう一方は「わんわん」といって何もしないことがちょっとしたブームになっています。＾＾