お嬢様と下僕 [触れる]
このときは
ピアスとネックレスだけ身につけさせて
天井のフレームに手を拘束したのでした。
感じて身をよじる姿や
白い身体と上気したほほの色合いがきれいで
きれいだよと耳元でささやいたときに
しののほほをつたって胸におちた
涙のしずくに
くちづけて
しののなかに深く深く沈んだ。
こういうときの、自分の中での尊大さと謙虚さが微妙なバランスでせめぎ合う感じが好きです。しのの足の爪にマニキュアを塗ったり、つま先からなめたりするときも。
しのの手を解いた後に、水を持ってきなさい、って命令口調で云われるのとか。
従順と反抗のふたつの概念が混在する状態をふたりで共有しているというか。
猫は、人間って・・・という目で眺めているけど、僕はしのとこういう「遊び」をすることがとても楽しい。
それで、しのがこういうことにまんざらではないひとでよかったなと思う。笑